小浦治（オダギリジョー）の姪・優子を演じた髙石、本作への出演はオーディションで決まったそうで「オーディションの段階でオダギリさんと松さんのお名前は聞いていて、そのお2人の名前で絶対に出たいと思った」と振り返りつつも「プロデューサーの方が声と目が良い俳優は良い俳優だっておっしゃっていたんですが、それに少々当てはまる雰囲気を醸し出してすごい優しく言ってくださったんですけどそれが怖くて。突き放された感じがして終わったんだって思いました」と明かし、「個人的に落ちたなと思っていたので電話でマネージャーさんから聞いた時はびっくりしました」と当時の心境を振り返っていた。
イベントでは、本作の内容にちなみ『心に沁みた』エピソードでトークが展開された。
フリップで「長崎にて、満島さんと」と回答した髙石は「満島さんと満島さんのお友達と3人で女子デートというか、カステラ食べに行ったり、釜飯いただいたりとか、買い物に行ってバッグをプレゼントしてくださったんです！ぎゅーって撮影してる中で沁みる1日だったなと思います」としみじみ。満島は「短い撮影期間だったけど、結構過ごしたよね」と思い返しながら「夜、歩いて大きな教会まで行ったりとかオダギリさんが飲んでるところに2人で参加しに行ってオダギリさんから2人で逃げて帰って（笑）帰った後に2人でロビーのベランダで朝近くまでずっと2人で語り合った」と感慨深そうに話すと、髙石も「良い時間でした」と心に沁みた表情を浮かべていた。
《読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞》の松田正隆による傑作戯曲を、気鋭の演出家・玉田真也の監督・脚本で映画化。主人公・小浦治を本作で共同プロデューサーも務めるオダギリジョー、治の姪・優子を髙石あかり、治の妻・小浦恵子を松たか子、優子の母で治の妹・阿佐子を満島ひかり、優子へ好意を寄せる・立山を高橋文哉、治が働いていた造船所の同僚・陣野をフォークシンガーの森山直太朗、同じく同僚・持田を光石研が演じている。
完成披露イベントには髙石のほか、共演のオダギリジョー、松たか子、満島ひかり、森山直太朗、高橋文哉、光石研、監督の玉田真也も出席した。
