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本予告では、寺澤艦長(竹野内豊)が冷静に「雪風」の任務を語り始める中、どんなに厳しい戦況においても、海に投げ出された仲間たちを救い上げていく乗員たちの勇敢な姿が映し出される。先任伍長・早瀬(玉木宏)の「一人残らず引き揚げろ!」の掛け声とともに救い出された中には、若き水雷兵・井上(奥平大兼)の姿もあった。
中盤、早瀬からの「10年後、20年後、艦長の娘さんが大人になる頃には、日本はどんな国になっているのでしょうね」の問いかけに、寺澤は「普通がいいな」と答える。家族で夕餉を囲み、子どもたちがいつか家庭を持ち、皆で孫の誕生を喜ぶ。そんな当たり前の日常の幸せを願う寺澤。激動の時代を生き抜いた人々の表情に、Uruによる書き下ろし主題歌「手紙」の歌声が感動的に重なっていく。
「この国の未来には必ず若い力が必要になる」と語りかけるのは、第二艦隊司令長官・伊藤整一(中井貴一)。特攻作戦に出撃する戦艦「大和」から、若き少尉候補生たちを退艦させた伊藤の史実が描かれる。伊藤の決断は多くの若い兵士たちの命を救い、やがて彼らが戦後日本の復興を支えていくこととなったのだ。
映像は「大和」から海に投げ出された仲間に「手を伸ばせ!」「あきらめるな!」と声を張り上げながら手を差し伸べる井上の姿で締めくくられる。かつてその言葉とともに早瀬に命を救われた井上が、今度は助ける側となり想いを繋いでいく。
平和な海が戦場だった、過酷な時代の中にあっても、“普通”の幸せを手にできる未来のため奮闘した人々。それぞれの熱い想いが胸に迫る本予告映像となっている。
あわせて解禁された本ポスターは、「雪風」の天命ともいえる「生きて帰る 生きて還す」のコピーを囲むように、艦長・寺澤、先任伍長・早瀬、水雷員・井上が、それぞれの責務を全うしようとする真剣な眼差しを捉えている。80年前、戦場だった海の上で“普通”の幸せを願い、懸命に戦った兵士たち。そして彼らの無事を祈り、帰りを待ち続けた家族たち。そして彼らの想いを運ぶため、大海を進み続けた艦(ふね)「雪風」の力強さを象徴するようなビジュアルとなっている。
6月27日(金)よりムビチケカードの発売も開始となる。特典は「雪風」のイラストがプリントされたミニサイズの特製巾着袋(数量限定)。

本予告映像https://youtu.be/NdB-10NQ21A