
21年に恋愛ウェブメディアAM(アム)で連載されると、“恋愛することが普通じゃない”という独自の世界観で描かれる物語が共感を集め話題を呼んだコミック「もしも世界に「レンアイ」がなかったら」の待望のドラマ化。
恋愛がない世界で特定の人を好きになる「レンアイ」を自覚し、葛藤する主人公・乙葉を演じるのは島崎遥香。同じく“レンアイ”でありながら、乙葉とは違い恋愛感情を隠しながら生きるハレをISSEIが演じる。
原作はドラマ化でも話題となった『真・女性に風俗って必要ですか?』(ドラマタイトル『ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~』)など、仕事、恋愛、結婚、悩みの尽きないアラサー女性の心情を赤裸々に描くタッチで知られる作家・ヤチナツ。監督は『ファーストペンギン!』『となりのナースエイド』など話題作の演出を数多く手掛ける、今和紀。 また、本作の共同脚本に作詞家・小説家として活躍している児玉雨子が参加することが明らかになった。アンジュルム、モーニング娘。、私立恵比寿中学、FRUITS ZIPPERなど、さまざまなアイドルグループや、数々のテレビアニメ作品に歌詞を提供。小説家としても2023年、『##NAME##』で第169回芥川龍之介賞候補となるなど目覚ましい活躍をみせる児玉初の脚本参加となる。共同脚本には花田麻衣子、今和紀も参加することが明らかになった。
そのほか主人公・乙葉を取り巻く魅力的なキャラクターや本作の続報に期待したい。
また、初解禁となるキービジュアルでは、恋愛感情がないから、独占欲もないし、相手を決めないから、束縛もない。この世界では普通ではないとされる“レンアイ”(=特定の人を好きになる感情を持つマイノリティ)を自覚し、葛藤する主人公・乙葉(島崎遥香)と、同じく“レンアイ”でありながら、乙葉とは違い感情を隠しながら生きるハレ(ISSEI)。二人の前に垂れ下がるリボンには「え?怖くない?嫉妬したりするの」「理解できない」「不快」といったレンアイに対する世間の声が書かれ、社会で居心地の悪さを感じてしまう乙葉とハレの心情を表している。傷付き、葛藤しながらも「それでも恋をする」という強い意志を秘めたふたりの表情に注目。
合わせて、原作のヤチナツが書き下ろしたイラスト、キービジュアル撮影時のメイキング映像も到着。実際にリボンを垂らして行われた撮影現場での様子を見ることができる。
さらに、本作で初脚本を手掛けた児玉雨子、共同脚本の花田麻衣子よりコメントも到着。
【脚本・児玉雨子 コメント】
とても深刻なことをポップに描写している原作をふまえ、マジョリティとマイノリティが逆転した世界の中で、現実のマイノリティが晒される視線や彼・彼女たちの言葉を書くことはとても責任ある仕事でした。個人的には初めてのドラマ脚本参加でしたので、ふだん書いている歌詞とも小説とも違う制作進行や、メディアによる表現の違いにいちいち驚いてしまいました。共同脚本としてご一緒した今和紀監督、脚本家の花田麻衣子さんからも大変刺激を受けました。何よりキャストのみなさんがていねいに演じてくださったこともうれしかったです。
レンアイ関係はもちろんですが、個人的には登場人物たちが築き合う友情についても大切に取り扱いました。
ぜひ、登場するすべての人間関係にご注目してもらえればうれしいです。
【脚本・花田麻衣子 コメント】
人の心の核の部分に触れる繊細な原作のドラマ脚本を書かせていただき、身が引き締まる思いです。
素晴らしいキャスト・スタッフの方々の中に参加させていただき大変光栄でした。価値観が反転している世界で生きる、主人公やその周囲の人々の悩みや葛藤は、現実で多くの人たちが抱えているものと同じなのだと執筆する中で感じました。この作品が、観ている誰かの心にそっと寄り添うことができたら、ドラマ制作に参加させていただいたひとりとして、こんなに嬉しいことはありません。
そして、本作の放送を記念して映画館にてイオンシネマ名古屋茶屋にてイベント上映イベントを開催することが決定。イベント当日は主演の島崎遥香、共演出演のISSEIの登壇予定も決定。イベントの詳しい内容や詳細は続報をお待ちください。
■ドラマ『「もしも世界に「レンアイ」がなかったら」』放送記念 上映イベント(仮)
【日時】8/9(土) 時間調整中
【場所】イオンシネマ名古屋茶屋
【登壇】島崎遥香、ISSEI(※予定)