本作は海外で撮影された1冊ということで、撮影時にあったハプニングを聞かれた長濱は悩んだ様子で考えつつ「私がちょっと日本からおかゆを持って行っていたんですけど、現地の食べ物も食べつつ、合間の自分の捕食として日本のおかゆをパウチにして10袋ぐらい持って行ってた」と話し、「フィンランドからアイスランドに飛行機で移動する際に、自分の食料を全て手荷物に入れてしまっていて、おかゆは液体判定になってしまって全て没収されるというハプニングが入りました」と悲しそうに告白。「すごく自分の命綱みたいな食料だった」と残念だったことを明かすも、「そこからは逆にもう気にせずフライドポテトを食べたり、元気でご飯を楽しみました」と吹っ切れて楽しんだことを明かした。

また、撮影での印象深いエピソードを聞かれた長濱は「写真集の中に海に飛び込んでる瞬間が入ってるんですけど」と前置きしつつ「その海に飛び込む写真を撮影してる時に、現地に住んでらっしゃる住民の方も一緒に水着になって海に飛び込んでくださってそれはすごくびっくりしましたし、フィンランドの皆さんの温かさを感じた瞬間ではありました」と笑顔をみせていた。

本作は「25歳の自分の姿を、大好きな場所で大好きな写真家さんに撮っていただきたい」という長濱たっての希望でスタート。撮影地は、長濱自身がプライベートでも訪れたことのあるアイスランドとフィンランド。そして撮影を担当したのは、人気写真家・高橋ヨーコ氏。2024年7月、北欧の煌めく光の中で、当時25歳の長濱のゆるやかで伸びやかな姿に迫った。フィンランドの静かな森の中、水着で湖に思い切りダイブしたり、アイスランドの雄大な氷河に息をのんだり、美味しそうな料理に満面の笑みが溢れたり、現地に住む人々や動物との交流に瞳を輝かせたり、北欧の短い夏を楽しむべく、解放的な姿を見せるシーンも。25歳の長濱が旅先で見せた光も影もそのまま、まるで「私小説」のような一冊となっており、子供のように屈託のない姿もふと見せる大人の女性のムードもどちらも感じられる作品に仕上がった。