21年に恋愛ウェブメディアAM(アム)で連載されると、“恋愛することが普通じゃない”という独自の世界観で描かれる物語が共感を集め話題を呼んだコミック『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』が待望のドラマ化。恋愛がない世界で特定の人を好きになる「レンアイ」を自覚し、葛藤する主人公・乙葉を演じるのは島崎遥香。同じく“レンアイ”でありながら、乙葉とは違い恋愛感情を隠しながら生きるハレをISSEIが演じる。

原作はドラマ化でも話題となった『真・女性に風俗って必要ですか?』(ドラマタイトル『ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~』)など、仕事、恋愛、結婚、悩みの尽きないアラサー女性の心情を赤裸々に描くタッチで知られる作家・ヤチナツ。監督は「ファーストペンギン!」「となりのナースエイド」など話題作の演出を数多く手掛ける、今和紀。脚本を努めるのはアンジュルムやモーニング娘。など数々のアーティストの作詞を手掛け、小説家としても2023年「##NAME##」で第169回芥川龍之介賞候補となるなど、注目のクリエイター児玉雨子が初脚本を担当、花田麻衣子らも共同脚本として名を連ねている。
また本作はCBCテレビで7月から新設となるドラマ枠「ドラマトリップ」(毎週木曜深夜)で放送され、地上波放送後にはTVerでも視聴可能となる。

この度発表になったエンディング主題歌は、各話ごとに異なるアーティストのオリジナル書き下ろしエンディング楽曲が制作されるユニークな構成。参加するのは、注目の6組のアーティスト。各アーティストの目線で物語に寄り添った完全書き下ろしの新曲を制作。物語の進行とともに登場人物の心情に寄り添った毎回異なるエンディング楽曲が、アーティストによる楽曲との相乗効果で、より深みのあるドラマに仕上がっている。
エンディング主題歌を担当するのは、Ran、Caity、リアクション ザ ブッタ、夜々、chef’s、shallm。各アーティストからのメッセージも到着した。

●第1話 Ran「なんでもない人」
<コメント>

第一話のエンディングとしてなにが当てはまるのか、それぞれの登場人物の視点を探りながら曲の輪郭をつくっていきました。
第一話は主人公・乙葉の感情の揺れや葛藤がとても切なく、私はすぐに乙葉の味方になってしまいました。
今回書き下ろさせていただいた「なんでもない人」は、乙葉の心のうちを代弁するように、そしてレンアイにおいてのもどかしさを歌った楽曲となりました。
物語に没入して是非聴いていただきたいです

●第2話 Caity「違う世界に生まれた僕ら」
<コメント>

叶えたくても叶わない恋の切なさをテーマに、誰もが経験したことのある“届けたくても届かない想い”を歌にしました。初めてのドラマの作品に音楽で関わらせていただき、とても嬉しい気持ちと同時に、作品に寄り添いながら曲を作ることの難しさに刺激を受けました。
私自身にとっても新たな一歩となった一曲です。ぜひドラマと一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

●第3話 リアクション ザ ブッタ「常夜灯」
<Vo&Ba 佐々木直人 コメント>

今作品のEDの一角を担えたこと、光栄に思います。
「恋愛」の概念を丁寧にひっくり返した世界線は、不思議とこの世の中で既にある”線引き”を思い出させてくれました。
少数派である自分に向き合う苦しさ、それを打ち明ける不安と葛藤、寄り添おうとする人の愛とエゴ、まさに自分が曲にしたいと思っているそのものが描かれていて本当に共感しました。
「常夜灯」という決して明るくない光ですが、作品と、それを愛する皆さんを照らす曲になりますように。

●第4話 夜々「Let go」
<コメント>

人と違うことや、周りに合わせて生きることに息苦しさを感じる乙葉の姿に、自分自身を重ねるような気持ちで、今回「Let go」を制作しました。
思いがけない出会いから、新しい自分に出会っていく。偽りのない気持ちで、自分らしく生きていいんだと、自分だけの ‘普通’ を楽しんでほしい。
ドラマとともに、この曲がひとりひとりのオリジナルストーリーに寄り添えたら嬉しいです。

●第5話 chef’s「メイブルー」
<Vo&Gt ヨシダ アヤナ コメント>

もともと原作を読ませていただいていたので、この作品に音楽で関わることができてとても光栄です…!
主人公・乙葉の揺れる気持ちや物語の空気に思いを重ね、寄り添いながら歌いました。
5話のラストに流れる“メイブルー”が、見てくださる方の心にそっと残ってくれたら嬉しいです。

●第6話 shallm「コンビニアイス」
<コメント>

最終話のエンディングを担当させていただけたこと、大変光栄に思います。
見えない不安や孤独が積もる日々に、「コンビニアイス」が気軽に手を伸ばせるような楽曲になればと願いました。
夏の光と影を抱えたこの物語に寄り添い、優しく背中を押せる一曲でありたいと思っています。

さらに、AWA株式会社が運営する、サブスクリプション型(定額制)音楽ストリーミングサービス「AWA(アワ)」にて、7月31日よりオリジナルプレイリストを公開。
主演の島崎遥香、共演出演のISSEIをはじめとしたキャスト陣、今和紀監督、原作者のヤチナツ、主題歌を手掛けたアーティストが、ドラマに絡めた【「レンアイ」がない世界で聴きたいラブソング】をテーマにセレクトしたプレイリストと、各話ごとに異なるアーティストのオリジナル書き下ろしエンディング主題歌やオープニング主題歌、劇中音楽などをプレイリストにしている。