
本作の撮影が行われたタイはPSYCHIC FEVERがデビュー当時武者修行をしていた場所ということで、当時の思い出を聞かれた小波津は「デビューしてすぐタイに行かせていただきまして、そこでタイ語もタイの文化も料理も人間性とか国の雰囲気っていうのをひたすらに勉強した。ライブでもなかなか盛り上がらなかったりとか、これまで自分たちが完璧って思ってたことが通用しなかったりだとかっていうのはすごい葛藤も本当たくさんあった」と苦労した当時を思い返しつつ「行ったからこそ固定概念というか固まっていたものを砕けて、PSYCHIC FEVERらしさをまたそこで改めて見つめ直して磨き上げることができた期間だったと思うので、すごい人生に関わってくるターニングポイントだったと思いますし、本当に行ってよかった」と貴重な経験を振り返った。
当時きつかったことについて聞かれると「デビューして1ヶ月後すぐ行かせていただいたんですけど、何かが当たったのかものすごい体調を崩してしまいまして…救急病院に行かせていただいてなんとか熱を下げて本番に臨んだっていうのがあの期間考えてみると1番きつかったかもしれないですね」と回顧、また今回の撮影でも体調を崩したそうで「気合入れた時に限って体調が優れなかったりするんですけど、今回の撮影の時もコンディションを整えるために色々やってきて『よし、撮るぞ!』ってなった時にちょっと体調崩しました」と苦笑いしていた。
フォトブックの撮影は、PSYCHIC FEVERがデビュー直後に活動拠点としていたタイで実施。グループや本人にとってもゆかりある地・タイは、沖縄出身である小波津にとって、「どこか故郷のように安心する場所」であるとのことで、彼の素顔を捉えるべく制作チーム揃ってタイへ。フォトブックでは13ルックを着用。ページをめくるたびコロコロと変わる小波津の表情から、いろんな「おと」が聴こえてきそうな100枚以上の撮り下ろしカットはもちろん、幼少期の写真と楽しめる赤裸々ロングインタビュー、彼の愛される理由が詰まったPSYCHIC FEVERメンバーのサプライズページ、本誌と合わせて楽しめる特典がついていたりと、遊び心たっぷりの一冊となっている。