
『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』。
主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描いた本作。主人公・遠野貴樹を、本作が初の単独主演映画となる松村北斗、ヒロイン・篠原明里を高畑充希が演じる。
また、貴樹の幼少期を本作がデビュー作となる上田悠斗、明里の幼少期を「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞した白山乃愛が、自然豊かな種子島で過ごした高校時代の貴樹を青木柚、貴樹に想いを寄せる高校の同級生・澄田花苗を森七菜、花苗の姉で、遠野貴樹が通う高校の教員を務める輿水美鳥を宮﨑あおいが演じるほか、漠然とした不安と焦燥感を抱えた社会人時代、貴樹の同僚・水野理紗役には木竜麻生、科学館の館長・小川龍一役に吉岡秀隆といった豪華キャスト陣の出演が発表され、より一層期待の声が寄せられた。
メガホンをとるのは、「ポカリスエット」のコマーシャル映像や、米津玄師「感電」「KICK BACK」星野源「創造」のミュージックビデオを監督し、映像監督・写真家として若くして国内外から高い評価を得ている奥山由之。切実さと誠実さをもって、今しか作れない『秒速5センチメートル』を真摯に撮りたい、と語る現在34歳の若き新鋭・奥山由之監督にとって、本作が初の大型長編商業映画監督作となる。
この度、本ポスターが解禁。
ビルや街の灯りがともる月夜に、どこか遠くを見つめる遠野貴樹(松村北斗)と、篠原明里(高畑充希)。
二人の視線はそれぞれ別の方向を向き、「いつか、どこかで、その人に―」と明里との過去の思い出に想いを馳せる貴樹と、「いつも、どこかに、その人は―」と過去の思い出とともに今を生きる明里が、対照的なビジュアルに。その間には、二人の思い出の原点ともいえる、雪の中に立つ桜の木の下で、約束を交わした日の忘れられない記憶が。周囲には、本作で象徴的な桜と雪が散りばめられ、夜の闇を照らす「アカリ」となっている。ポスターやチラシは8月22日から全国の劇場に掲出される。
また、豪華新キャスト9名が一挙解禁された。松村北斗演じる貴樹と同じソフトウェア開発会社に勤める上司・窪田邦彦役に岡部たかし、同僚の金子あさみ役に中田青渚、戸田宗次郎役に田村健太郎、酒井直役に戸塚純貴、大野泰士役に蓮見翔(ダウ90000)。不安や迷い、焦燥に駆られる貴樹の周りで、現実を忙しなく生きる人々をリアルに表現し、ある人は貴樹に手を差し伸べ人生を変えるきっかけを作る、重要なキャラクターたちとなる。
そして、新宿・紀伊國屋書店の店長・柴田治役に又吉直樹、店員・田村四季子役に堀内敬子、アルバイト店員・大橋純透役を佐藤緋美が演じる。高畑充希演じる明里が勤める職場であり、宮﨑あおい演じる輿水美鳥がワークショップを開催するなど、たくさんのキャラクターが訪れる重要な場所となっている。また、種子島の高校生で森七菜演じる花苗の親友、砂坂翔子役を白本彩奈。貴樹に想いを寄せる花苗の、恋愛や進路についての良き相談相手となり、親友として寄り添う等身大の高校生を演じている。
さらに、主演:松村北斗、監督:奥山由之、原作:新海誠によるスペシャルな鼎談がYouTubeにて配信決定。ティザー映像が公開された。
俳優として、監督として、原作者として、それぞれの立場・視点から『秒速5センチメートル』について語るスペシャルな鼎談が実現。鼎談では、実写化の話が来た時に思ったこと、実写ならではのエッセンスや制作秘話など、本編制作に関する話はもちろん、映画の時代設定である2000年代についてや、主人公・貴樹の年齢30歳の時に自分が何を考えていたか、など価値観・考え方にも言及され、実に幅広いトークテーマが展開されました。3人が持つ本作への真剣で切実な想いが垣間見える“秒速ファン”必見の貴重な鼎談コンテンツとなっている。
鼎談動画は9月26日(金)、10月3日(金)、10月10日(金)の3週にわたって、各日18:00よりYouTube(東宝MOVIEチャンネル)にて公開予定。