劇場版名探偵コナン15作目『名探偵コナン沈黙の15分』(2011年)以降同シリーズを担当、『名探偵コナン から紅の恋歌』(2017年)では同年の邦画興行収入1位を獲得した、静野孔文が監督を務め、アニメーターや漫画家などとしても第一線で活躍、「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめ『時をかける少女』や『サマーウォーズ』といった人気アニメ作品でキャラクターデザインを手がけたクリエイター・貞本義行がキャラクターデザインを務め、メカニックデザインは、『ガンダム Gのレコンギスタ』などの形部一平が担当する、長編アニメーション映画『アズワン/AS ONE』が8月22日(金)に公開となる。

本作は、アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』を原作として制作を開始。原作の設定と世界観を踏襲し、静野監督のコンセプトを元に制作陣・脚本家と共に生み出した完全オリジナルストーリー作品。登場人物は全て新たに設定し、原作同様に貞本義行がキャラクターデザインを担当している。
そして、ミュージシャンを目指しながらも不確かな未来に悩む地球の高校生、主人公・ヨウの声を演じるのはJO1のメンバーとして活躍する一方、俳優そして作詞・作曲を手掛けた楽曲を公開するなど活躍の幅を広げてきた白岩瑠姫、ヨウが出会う、宇宙に浮かぶ星<巡星(めぐりぼし)>でロボット整備士として暮らす少女・ラコ役に白石晴香、物語の鍵を握る謎の研究員・キザナ役を務めるのは、「けいおん!」の秋山澪役をはじめ、アニメ「キングダム」の羌瘣役、ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」のオルフェーヴル役など、幅広い作品で活躍する日笠陽子
また主題歌は、白岩瑠姫がセルフプロデュースしたRUKI名義で書き下ろした「巡星」(めぐりぼし)に決定。

公開に先駆け、プレミアム最速上映舞台挨拶に登壇した白岩瑠姫は、挨拶で「まさか自分が主演で声優をやらせていただくと思っていなかったので、お話を聞いた時はすごくびっくりしましたし、それとプラスして、主題歌も作るという、2つ初めてのことをやらせていただいたので、とてもプレッシャーを感じて過ごした2、3ヶ月でした」と振り返りながら、「1週間前に初号試写で見させていただいた時に、自分の作品なんですけど、めちゃくちゃ感動して。それを今から皆さんに見ていただけるというのがすごく幸せです」と微笑んだ。

作品にちなんで「自分には切り離せないもの」を聞かれると、「今回楽曲を作らせていただいたんですけど、普段はダンスを踊って歌ったりとかもしているので、音楽はかなり密接につながっているかなという意味で、音楽は切り離せないんじゃないかなと。小さい時から、嫌なことがあったり落ち込んだ時に音楽に励まされて生きてきましたし、未だに仕事が終わって帰る車の中で音楽を聞いて癒されたりとかもあるので」と話すと、脚本家の西田シャトナーから「仕事で音楽をした後、帰りも聞くの!?」と驚きの声が。それに対して「ちょっとジャンルは違くて、ヒーリングミュージックやピアノとか、そういうちょっと穏やかな音楽を聞いて過ごしています」と明かした。

また、イベント当日は西田の誕生日でもあり、サプライズで白岩から花束が贈呈される一幕もあった。

最後に、登壇者を代表して白岩から「僕自身、初めて声優というものに挑戦させていただいて、歌を作るところもやらせていただいたんですけど、本当に周りの方々に支えられて、完成することができたなと改めて思いました。見てくれている皆さんと、周りの方々の支えのおかげで、今こうやってステージに立てているなと思うので、皆さんのかっこいい姿と、『アズワン/AS ONE』の世界観にどうぞ浸って帰ってください」とメッセージが送られた。

舞台挨拶では、RUKI(白岩瑠姫)による主題歌「巡星」を観客へのサプライズとして初披露する場面もあり、会場は大いに盛り上がった。

長編アニメーション映画『アズワン/AS ONE』は8月22日(金)全国公開。舞台挨拶には、白岩のほか、声優の白石晴香、日笠陽子、脚本家の西田シャトナーが登壇した。