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第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(文春文庫)が、『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督により映画化した本作。ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(ぼく・ひでみ)役に南沙良、もう一人の主人公、陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(やぐち・みるく)役を出口夏希が演じる。

この度、9月17日~9月26日に韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のVision部門に、正式出品が決定!映画祭には、W主演を務めた南沙良と出口夏希、児山隆監督が参加する予定。
1996年から始まり今年で30回目を迎えた釜山国際映画祭は、これまでも数々の日本映画が栄えある賞を受賞し、アジアを代表する映画の祭典として毎年注目を集めている。昨年は、『Cloud クラウド』(黒沢清監督)、『ナミビアの砂漠』(山中瑶子監督)、『ぼくのお日さま』(奥山大史監督)などの話題作が上映された。
今回、映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』は、韓国・アジアの新しい才能の発掘を目的としたVision部門での上映となり、従来の映画祭の枠にとらわれない、多様なジャンルや表現形式の長編映画が対象となる。
南は、「主演映画『万事快調<オール・グリーンズ>』が釜山国際映画祭に出品されることを、心から嬉しく、そして光栄に思います。この作品は、私にとっても思い入れの深い一本です。彼女たちの持つ力強さに救われながら、ひとつひとつのシーンを、キャスト、スタッフの皆さんと共に丁寧に紡ぎ上げました。先行してご覧いただく皆さまに、この物語がどのように届くのか、今からとても楽しみです。」と、自身にとって特別な一作が海外で上映されることに喜びのコメントを寄せ、出口は「スタッフの方々やキャストの方々の思いを日本を超えて届けられる事にとても嬉しい気持ちでいっぱいです。映画『万事快調<オール・グリーンズ>』は自分たちの境遇を変えようと奮闘する今を生きる痛快な女子高生達のお話ですが、少しでもこの作品の良さを伝えられたらと思っています。」とコメントした。
また、釜山国際映画祭に正式招待の知らせを受け、飛び跳ねるほど喜んだという児山監督は、「向かい風を、まるで軽い冗談をかわすみたいに笑いながら駆け抜けていく彼女たちの姿は、きっと国境の向こうでも同じように最高にふざけていて、愉快で、そしてやっぱり万事快調なのだと思います。あの屋上から始まった物語がどこまで届くのか、釜山でお会いできることを楽しみにしています!」と期待を込めた。

<コメント>
■南沙良
主演映画『万事快調<オール・グリーンズ>』が釜山国際映画祭に出品されることを、心から嬉しく、そして光栄に思います。
この作品は、私にとっても思い入れの深い一本です。
彼女たちの持つ力強さに救われながら、ひとつひとつのシーンを、キャスト、スタッフの皆さんと共に丁寧に紡ぎ上げました。
先行してご覧いただく皆さまに、この物語がどのように届くのか、今からとても楽しみです。
国境を越え、ひとりでも多くの方に、この作品の想いが届くことを願っています。

■出口夏希
釜山映画祭に参加できると聞いて、スタッフの方々やキャストの方々の思いを日本を超えて届けられる事にとても嬉しい気持ちでいっぱいです。
映画『万事快調<オール・グリーンズ>』は自分たちの境遇を変えようと奮闘する今を生きる痛快な女子高生達のお話ですが、少しでもこの作品の良さを伝えられたらと思っています。
初めての釜山国際映画祭という事でドキドキしますが楽しみにしてます!

■監督:児山隆
『万事快調<オール・グリーンズ>』が釜山国際映画祭に招待されたとの一報を聞いた時飛び跳ねて喜びました、大変光栄です。
向かい風を、まるで軽い冗談をかわすみたいに笑いながら駆け抜けていく彼女たちの姿は、きっと国境の向こうでも同じように最高にふざけていて、愉快で、そしてやっぱり万事快調なのだと思います。
あの屋上から始まった物語がどこまで届くのか、釜山でお会いできることを楽しみにしています!