
第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(文春文庫)が、『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督により映画化。ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(ぼく・ひでみ)役に南沙良、もう一人の主人公、陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(やぐち・みるく)役を出口夏希が演じる。
このたび第30回釜山国際映画祭(9/17~9/26)のVision部門に選出されたことでも話題の本作から、追加キャストが解禁となった。漫画に詳しい毒舌キャラで、朴秀美や美流紅と共に、同好会「オール・グリーンズ」を結成する岩隈真子(いわくま・まこ)を演じるのは、第48回日本アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞を受賞し話題となった劇場アニメ『ルックバック』(24年)で河合優実とW主演を務め、海外映画に初出演した『KARATEKA』のスペイン公開が2026年に控える吉田美月喜。戸惑いを感じつつも、禁断の課外活動に足を踏み入れていく岩隈を演じた吉田は、原作小説に衝撃を受け、いきいきとしたキャラクター達に釘付けになったといい、「私が演じた岩隈真子は、口も悪いし陰気なところがある子ですが、朴秀美と矢口美流紅と一緒になって渋々ながらも楽しそうにしている姿はとても輝いています。この作品に学生時代に出会っていたら私の人生もまた変わっていたかもしれないです。そして、世の中にこの作品が出るのが、楽しみで仕方がありません。この子たちの最高で最悪な高校生活を是非観ていただけたらと思います」と、意気込みを語った。なお、吉田は南、出口と共に、第30回釜山国際映画祭の公式上映に参加することが決定している。
また、「オール・グリーンズ」の危険な課外活動に巻き込まれていく、岩隈真子の後輩で漫画オタクの藤木漢を演じるのは、映画『リボルバーリリー』(23 年)でスクリーンデビューを果たすと、『ゴールド・ボーイ』(24年)など話題作に相次ぎ出演し、今後の活躍が期待される羽村仁成。羽村は、「タイトルとは裏腹に登場人物たちは、『万事快調』とは言いがたい日々を送っています。それぞれに鬱屈を抱えながら、衝動的で無鉄砲で、でもどこか真っ直ぐに“今”を生きようとする彼らの姿は、学生の方はもちろん、かつて青春を過ごした大人の方々にもきっと響くはずです。みんなちょっと不器用で、ちょっと危なっかしくて、でも本気で何かを変えようとしている。その姿が、なんだかすごく愛おしいんです。笑えて、刺さって、心がざわつく、唯一無二の物語です」と思いを寄せコメント。
さらに、『猿楽町で会いましょう』に続き、児山隆監督と2度目のタッグを組むのが、ドラマ「おっさんずラブ」シリーズや、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22年)、映画『ナミビアの砂漠』(24年)などに出演し、映画・ドラマ・舞台の第一線で活躍する金子大地。朴秀美たちが課外活動を始めるきっかけとなった重要人物、佐藤幸一を演じる。出演に関して金子は、「児山監督とは『猿楽町で会いましょう』という作品で初めてご一緒させていただき、今回は前作とはまた違ったアプローチで挑みました。児山監督の演出と現場の温かい空気のおかげで、リラックスして楽しく撮影に臨むことができたと思います。たくさんの方に届く作品になれば嬉しいです」とコメントし、本作で見せた新たな一面に期待が高まる。
<コメント>
■岩隈真子:吉田美月喜
原作の小説を読ませていただいた時、衝撃を受けました。
青春に対してのモヤモヤや違和感が頭の中でばちばちと弾け散る感覚でアドレナリンが止まらなかったです。
いいとか悪いとかじゃなくて、ただひたすらにいきいきとしていて楽しそうなキャラクター達に釘付けになります。
私が演じた岩隈真子は、口も悪いし陰気なところがある子ですが、朴秀美と矢口美流紅と一緒になって渋々ながらも楽しそうにしている姿はとても輝いています。
この作品に学生時代に出会っていたら私の人生もまた変わっていたかもしれないです。
そして、世の中にこの作品が出るのが、楽しみで仕方がありません。
この子たちの最高で最悪な高校生活を是非観ていただけたらと思います。
■藤木漢:羽村仁成
岩隈真子の後輩で高校1年生の化学部員・藤木漢を演じました、羽村仁成です。タイトルとは裏腹に登場人物たちは、『万事快調』とは言いがたい日々を送っています。それぞれに鬱屈を抱えながら、衝動的で無鉄砲で、でもどこか真っ直ぐに“今”を生きようとする彼らの姿は、学生の方はもちろん、かつて青春を過ごした大人の方々にもきっと響くはずです。みんなちょっと不器用で、ちょっと危なっかしくて、でも本気で何かを変えようとしている。その姿が、なんだかすごく愛おしいんです。笑えて、刺さって、心がざわつく、唯一無二の物語です。ぜひ劇場で、万事快調な僕たちの青春物語を目撃してください!
■佐藤幸一:金子大地
児山監督とは『猿楽町で会いましょう』という作品で初めてご一緒させていただき、今回は前作とはまた違ったアプローチで挑みました。
児山監督の演出と現場の温かい空気のおかげで、リラックスして楽しく撮影に臨むことができたと思います。
たくさんの方に届く作品になれば嬉しいです。ぜひ劇場でご覧ください!面白いです!!!