
本作は、緻密な伏線や巧みな会話劇で回を重ねるごとに注目を集め、毎話考察祭りとなるなど社会現象となったアニメ「オッドタクシー」(テレ東)の脚本で知られる此元和津也が原作・脚本としてオリジナルストーリーを書き下ろし、映画「もっと超越した所へ。」やドラマ「忘却のサチコ」(テレ東)などMV、CM、TVドラマや映画のディレクションを数多く手掛ける山岸聖太が監督を務めるミステリードラマ。舞台となるのは、街の小さなバーガーショップ“シナントロープ”。そこで働く8人の若者たちのリアルな人間模様と、不穏な世界観の中で緻密な伏線や巧みな会話劇によって美しくエモーショナルに描かれる青春群像ミステリーとなっている。
解禁された予告映像では、街の小さなバーガーショップ“シナントロープ”で働く若者たちの何気ない日常が、一転して不穏さを帯びていく様子が映し出される。
“シナントロープ”に、目出し帽を被ってハンバーガーを頼む怪しげな客が来店。訝しがる都成(水上恒司)、水町(山田杏奈)、木場(坂東龍汰)だが、そこへもう一人の目出し帽の男が入店し、突如レジ係の志沢(萩原護)に「金出せ」と銃口を突きつける…。脚本家・此元和津也×監督・山岸聖太によるコミカルでテンポの良い会話劇に加え、さらに今回解禁された江﨑文武(実写映画『秒速5センチメートル』『#真相をお話しします』ほか)の音楽により本ドラマへの期待は膨らむ一方で、不可解な強盗から物語は始まり、次第に“シナントロープ”の日常は歪んでいく。
強盗と裏組織<バーミン>の関連を疑う都成と木場、「今度こそお前を殺しにいく シマセゲラ」と書かれた脅迫状を受け取ったことを里見(影山優佳)に告白する水町など、それぞれの登場人物や様々な場所で物語が動き出していく。微妙に揺らぎだす人間関係、そして謎に包まれた組織〈バーミン〉の目的とは…。何が本当で、何が嘘なのか。
さらに“シナントロープ”で働く8人が集結したメインビジュアルも解禁。鮮やかな赤色のタイトルロゴが目を引くビジュアルの中央には、主人公・都成を中心に、水町や木場をはじめとするバーガーショップのメンバーたちが捉えられている。どこにでもありそうなバイト終わりの仲睦まじい雰囲気の中で笑顔を見せる彼らに、どんな波乱が待ち受けるのか。予測不能な青春群像ミステリーが鮮烈に幕を開ける!

さらにバーガーショップ“シナントロープ”で働く8人のメンバーに加え、裏組織<バーミン>のキャスト&ビジュアルが解禁!
バーミンの冷徹なトップ・折田浩平役に、映画やドラマを中心に数々の話題作で主要キャストを務め、圧倒的な存在感で日本の映像業界を牽引する実力派俳優・染谷将太。折田に従える龍二役に、連続テレビ小説「ちゅらさん」(NHK)で注目を浴び、以降、多くのドラマ・映画・舞台に出演、「辰巳」で第34回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞を受賞するなど目覚ましい活躍を遂げる遠藤雄弥。龍二の幼馴染で相棒の久太郎役に、音楽ユニット・MOROHA(現在は活動休止)のラッパーで、俳優としては映画「さよなら ほやマン」に主演、「第78回毎日映画コンクール」でスポニチグランプリ新人賞を受賞するなど多方面で活躍するアフロ。そして、折田の右腕的存在で針金を操る女・睦美役に、圧倒的な存在感と繊細な心情表現で注目を集め、近年では「朽ちないサクラ」「サユリ」等注目作に続々出演し第16回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞受賞、「辰巳」で日本映画プロフェッショナル大賞 新進女優賞を受賞するなど勢いの止まらない森田想。
あわせて解禁されたビジュアル(バーミンver.)は、組織のトップ・折田を中心に、“シナントロープ”のメンバーとは対照的に、どこか重々しい雰囲気でテーブルを囲む4人の姿が写し出される。じっと何かを監視するような緊張感が漂うビジュアルは、より深く不穏な世界観を予感させ、“シナントロープ”の8人と、裏組織<バーミン>はどのように絡み合っていくのか…
<コメント>
■染谷将太(折田浩平/おりたこうへい役)
脚本を読ませていただいた時、今まで触れたことの無い群像劇だと思いました。青春とサスペンスと恋愛と人間ドラマをサラッと全部成立させていて、しかも押し付けがましくなく、自然な世界観、だけどもちょっとファンタジー。でもヒリヒリする。唯一無二な世界だと思いました。
私の演じる折田はヒリヒリ担当ではございますが、ゆるキャラ担当でもございます。素敵な現場の皆さまのお陰で、とても楽しみながら演じさせて頂いております。ゆるさと狂気が入り交じったこのシナントロープの世界を、是非お楽しみ頂けたら幸いです。
■遠藤雄弥(龍二/りゅうじ役)
龍二役を演じさせていただきます、遠藤雄弥です。
とても魅力的な脚本、スタッフ、キャストの皆さんと一緒にこの作品に参加できる事に興奮しています。
バーミンという組織の一員として、別作品でも大変お世話になった染谷さん、森田さんはもちろん、今回初めましてですが、もう何年も隣にいたようなアフロさんとの、シナントロープの皆さんを脅やかすバーミンにも注目していただけたら、幸いです。
一瞬も目が離せないそれぞれの思惑が絶妙に交錯する『シナントロープ』是非お楽しみ下さい。
■アフロ(久太郎/きゅうたろう役)
キュウちゃんこと、久太郎を演じましたアフロです。
ごくつぶしのろくでなし、怠けもので調子のり。
口を開けば文句ばっかりの丸ぼうず。
海より深い哲学があっても、地に足がついた現実を生きるのが下手っぴな、ばかやろう。
そんなキュウちゃんを俺は大好きになりました。
■森田想(睦美/むつみ役)
タイトルのキャッチーさと登場人物の豊かさ。脚本に散りばめられた言葉の妙、現場で作り上げられる今までにない空気感。
参加する身ながらその世界観にとても惹かれています。私は今回、バーミンという怪しげなチームにいますが、
この上なく尊敬する染谷さん、一緒に闘い抜いたことのある遠藤さん、私の公式お兄ちゃんを名乗るアフロさん、このお三方と組むチームとなると私にとっては最高の現場でしかなく、楽しく撮影させていただきました。放送をお楽しみに。