©2025「栄光のバックホーム」製作委員会

2013年、阪神タイガースにドラフト2位指名され、翌年からプロ野球界でプレーした、横田慎太郎選手。若きホープとして将来を嘱望されるも、21歳で脳腫瘍を発症。引退を余儀なくされた彼が最後の試合で魅せた“感動のラストプレー”は、野球ファンのみならず、多くの人々の心に今なお、深く刻み込まれている。その一球に込められたドラマを描いた横田選手の自著「奇跡のバックホーム」と、彼が2023年に28歳でその生涯を閉じるまで、母・まなみさんら家族と共に闘い続けた人生の軌跡を描いたノンフィクション「栄光のバックホーム」が製作総指揮を見城徹と依田巽、『20歳のソウル』の秋山純が企画・監督・プロデュース、中井由梨子が脚本を務め、[幻冬舎フィルム第一回作品]となる『栄光のバックホーム』として映画化され、2025年11月28日(金)より公開となる。

主人公の横田慎太郎選手を演じるのは、元高校球児でもある新人・松谷鷹也。そして、W主演を務めるのは慎太郎の母・まなみ役を演じる名優・鈴木京香。揺らぐことのない息子への愛を強く、優しく演じる。阪神タイガースの先輩選手・北條史也役に前田拳太郎、慎太郎の想い人・小笠原千沙役に伊原六花、そして、慎太郎の姉・真子役に山崎紘菜、スポーツ紙の野球担当記者・遠藤礼役を草川拓弥と、旬な若手演技派が顔を揃えた。さらに、阪神タイガースのスカウト・田中秀太役を萩原聖人、慎太郎のトレーナー・土屋明洋役を上地雄輔、掛布雅之役を古田新太、金本知憲役を加藤雅也、大阪の大学病院の主治医・鍵山博久役を小澤征悦、鹿児島の隣人・澤居修役を平泉成、神戸の大学病院の主治医・沼田徹役を田中健、神戸のホスピスでの担当医師・門倉勉役を佐藤浩市、阪神タイガース二軍監督・平田勝男役を大森南朋、慎太郎と交流の深かった川藤幸三役を柄本明、そして、慎太郎に多大な影響を与えた元プロ野球選手の父・真之役を高橋克典という本格実力派俳優陣が演じる。
主題歌は横田慎太郎選手の登場曲であり、闘病中の心の支えとなった、ゆずの「栄光の架橋」。阪神が18年ぶりのリーグ優勝を決めた2023年9月、甲子園球場で4万人の観客が慎太郎に向けて大合唱した不朽の名曲である。野球に生き、仲間に支えられ、家族に愛され28年の生涯を駆け抜けた横田選手と、彼を支え続けてきた人たちの実話の、感動の映画化。

この度、本予告映像が解禁。映像は「慎太郎、あんたの人生、奇跡だったよ…!」と横田慎太郎選手(松谷鷹也)の生涯を称える母・まなみ(鈴木京香)のセリフから始まる。若きホープとして活躍を期待されるも、突如、脳腫瘍が彼を襲います。突然の出来事にもがき苦しみ、「野球してぇよ…!」と痛烈な心の叫びが溢れ出す慎太郎をまなみが優しく抱きしめる。そして、懸命に病気に立ち向かう彼の背中をそっと押すかのようにエモーショナルに響き渡るのは、横田慎太郎の登場曲だった、ゆずの「栄光の架橋」。諦めずに前を向く慎太郎を支える、家族や恋人、仲間たちの想いにも胸が熱くなる。ラストは慎太郎が最後の試合で魅せた、“奇跡のバックホーム”で締めくくられており、野球ファンはもちろん、今を生きる全ての人々の胸を打つ、感動的な映像となっている。劇中で慎太郎を演じる松谷が使っているグローブは、横田慎太郎さん本人から譲り受けたもの。松谷も元高校球児で、ともにプロ野球選手の父親をもつ共通点があり、親交を深めていた松谷だからこそ体現可能な横田選手の想いを乗せた、“奇跡のバックホーム”の完全再現シーンに期待が膨らむ。

合わせて解禁となったポスタービジュアルは、闘病生活を送る横田慎太郎さんを演じる松谷に寄り添う、母・まなみさんを演じる鈴木の表情が印象的となる。悲しみのなかでも笑顔を絶やさない、息子を信じる強さと優しさがにじみ出ている。そして、「全ての横田慎太郎に捧ぐ」という力強いキャッチコピーが目を引くビジュアルになっている。

さらには、10月27日(月)~11月5日(水)にて開催される、第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門への公式出品が決定。ガラ・セレクション部門は、世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画の最新作などを上映する部門で、『栄光のバックホーム』の注目度の高さが窺える。