©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

2002年「パレード」で山本周五郎賞、「パークライフ」で芥川賞を受賞。2007年「悪人」では、毎日出版文化賞、大佛次郎賞など数々の賞に輝いた吉田修一の最高傑作との呼び声高い「国宝」。『フラガール』の李相日が監督を務め、原作者・吉田修一が「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた、吉沢亮主演、横浜流星共演の映画『国宝』が、6月6日(金)より特大ヒット上映中。
歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記が、壮絶で胸が熱くなると観る者を圧倒し、吉沢、横浜を始め、黒川想矢 越山敬達田中泯渡辺謙の役者陣が吹き替えなしで挑んだ歌舞伎シーンにも話題沸騰。カンヌ国際映画祭監督週間や上海国際映画祭での熱狂をそのままに公開を迎え、先日、公開77日間でついに観客動員数782万人、興行収入は110.1億円を記録。邦画実写としては22年ぶりの100億円突破を果たした。歴代の興行収入ランキング(※興行通信社調べ)では、邦画実写において、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開、173.5億円)、に次ぐ第2位の成績をおさめ、まさに空前の社会現象となっている。

その『国宝』は、昨日9月7日(日)までの公開94日間で、観客動員数946万人、ついに興行収入は133億円を突破した。
また先日、第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に決定。今後は、米国アカデミー会員の審査を経て最終選考の15本が発表され、さらにそこから5本に絞られたノミネート作品が発表される。受賞作が発表される第98回アカデミー賞授賞式は、2026年3月15日(現地時間)行われる予定。

そして、この度北米での公開が決定。
第96回アカデミー賞長編アニメーション賞に輝いたスタジオジブリ作品・宮﨑駿監督作品『君たちはどう生きるか』を始め、第91回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた細田守監督『未来のミライ』、新海誠監督の『天気の子』など数多くの作品を配給してきた映画配給会社「GKIDS」。これまで長年にわたり長編アニメーション映画を専門とし、数多くの作品をアカデミー賞にノミネートされたことで知られている「GKIDS」が、今回新作日本実写映画初となる『国宝』を北米配給。公開は来年2026年初頭を予定している。
今月には釜山国際映画祭、トロント国際映画祭にも出品が決定している本作。日本、ヨーロッパに引き続き、北米でも『国宝』旋風が巻き起こることだろう。