本展は15周年記念企画として、日ごろ応援してくださるファンの方への感謝をこめた“大原優乃にとって初の写真展。撮影を手がけるのは、広告や雑誌、CDジャケットをはじめムービーなど幅広い媒体で活躍する写真家・今城純。毎年大原自身がプロデュースを務め、今年も好評発売中の「日めくりカレンダー」でタッグを組んだ二人が、人生初のショートヘア大原の“儚さ”を切り取った。

自身初の写真展が開催される感想を聞かれた大原は「今までは写真集だったりとか向き合うことがたくさんあったのでなかなか挑戦できてなかったんですが、今こうやって初めてできていることはすごく嬉しい」とにっこり。開催された経緯については「写真家の今城さんと1年前ころ出会い、そこから何か写真残したいねって会話から広がって今回の写真展がきまりました」と明かし、「お互いの写真への愛が感じていただける写真展になっているかなと思います」と期待を込めた。

本展は今回のためだけに撮り下ろされた写真35点が展示されており、“儚さ”をテーマに撮影されたそうで「今まで撮っていただいた写真は仕事のコンセプトに合わせてポージングだったり表情が多いので、今回は本当に自分らしく、素の自分で繕うものをそぎ落としてカメラの前にたたせていただきました」と回顧。続けて「3つの衣装とシチュエーションで撮影しているんですが、三種三様雰囲気が違うけど同じコンセプトの儚さを感じていただけると思うので、その空間をぜひ試していただきたいなと思います」と話し、ムービーも併せて撮影していたことを明かすと「ギャラリーの中でしか見られない映像が上映されているのでこちらもぜひ見ていただきたいです」とアピールした。
また、自身が芸能活動15周年ということで感謝を伝えていく1年にしたいという大原は「私もなるべく空いてる時間は全てここに在廊しようと思っているので、来てくださった方とお話をしたりとか写真を見てくださってるお客様をのぞいたりしたいなと思っています」と言い、「ここまで来られたのはいつも支えてくださる方々のおかげなので、その思いを15周年の最後までお伝えし続けたいなと思っています」と改めてファンへの感謝を述べた。
最後に15年活動を続けたことに「グループ活動を経て、今個人の仕事をさせていただいている中で決してあっという間だったという感覚はない」としみじみ。さらに自身は過去を振り返らない性格と説明しつつ「それぞれの経験が今の自分に全て生きているなと感じているので、この1年はここまで頑張ってきた自分を認めてあげられるようにしたい。この仕事があって今の自分が形成されてると思うので、これまで出会ってくださった皆様に本当に感謝します」と笑顔をみせていた。