
本作は、アニメ「オッドタクシー」(テレ東)の脚本で知られる此元和津也が原作・脚本としてオリジナルストーリーを書き下ろし、映画「もっと超越した所へ。」やドラマ「忘却のサチコ」(テレ東)などTVドラマや映画のディレクションを数多く手掛ける山岸聖太が監督を務める。街の小さなバーガーショップ“シナントロープ”を舞台として、現代の若者たちを投影したリアルな人間模様と不穏な世界観の中で緻密な伏線や巧みな会話劇によって美しくエモーショナルに描かれる青春群像ミステリーとなっている。
この日の記者会見にはバーガーショップ“シナントロープ”メンバーの水上恒司、山田杏奈、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃が集結した。
本作がテレ東ドラマ初出演、初主演となる水上は「僕が自信を持って面白いなって思える作品に携わることができて、非常に今幸せな気持ちです」と挨拶。見どころについて聞かれると「世の中にある青春作品、群像劇って言われるものとは全然違う新しいカテゴライズの青春群像劇になってると思います。作品の中で巻き起こるいろんなことが、8人のそれぞれ進路が違って人生も全然変わっていってもう交わらないかもしれないけど、この時の時間って楽しかったよねって思えるようなほんとに密で素敵な作品になっている」と熱く語った。
さらに撮影時の印象的なエピソードについて「ハンバーガーの調理の練習」と言及した水上。「ポテトがうますぎて、監修の方にも教えてください教えてくださいってそれぞれが言っちゃう、空いてる人間がポテト食ってなくなっちゃう」と現場はてんやわんやだったそうだが「それを含めてこの8人と青春を感じれるようなことがあった」と振り返ると、坂東は「青春でしたね~。まもちゃん(萩原)が全然作業やらない。ずーとサボってる」とぶっちゃけ。萩原は「(役が)レジ担当だったので…ちょっと見学はしようかなと…」と慌てたように説明、影山は「まもちゃんがお2人にめちゃくちゃ詰められてて怖かった」と現場での様子を明かすと、萩原は「楽しかったです」とローテンションで話し会場を笑わせた。
さらに会見後半には原作・脚本を担当する此元からサプライズで手紙が披露される場面も。「水上さんは、登場のたびに画面が少しざわつくように感じました。根っこにある粗さとエネルギーがにじむのに、どこか憎めず、むしろ惹かれる。その推進力が、物語を大きく動かしていくのだと思います」とMCが代読すると、水上は「感無量」と感激しつつ「こんなに脚本のパワーを感じてそれをもってして『あとは俳優部、お前ら次第だぞ』って言われてるような脚本だと僕は思ってオファーをお受けしたいなと思いました。作品がどういう風になっていくかは正直なところまだわかんない、それぐらい未知でパワー持った作品になっているのでそれがここからどうなっていくのかなっていうのが今の手紙でより楽しみになりましたね」と貰った言葉を噛みしめ笑顔をみせた。
また最後には本日9月28日に25歳の誕生日を迎えた望月へのサプライズバースデーケーキが登場しキャストで集合写真を撮るなど仲睦まじい様子を見ることができた。