
本作は、アニメ「オッドタクシー」(テレ東)の脚本で知られる此元和津也が原作・脚本としてオリジナルストーリーを書き下ろし、映画「もっと超越した所へ。」やドラマ「忘却のサチコ」(テレ東)などTVドラマや映画のディレクションを数多く手掛ける山岸聖太が監督を務める。街の小さなバーガーショップ“シナントロープ”を舞台として、現代の若者たちを投影したリアルな人間模様と不穏な世界観の中で緻密な伏線や巧みな会話劇によって美しくエモーショナルに描かれる青春群像ミステリーとなっている。
この日の記者会見にはバーガーショップ“シナントロープ”メンバーの水上恒司、山田杏奈、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃が集結した。
劇中の衣装で登場した影山は「今回『シナントロープ』という作品で才能や努力を爆発させる皆さんと夏のひと時を過ごせたこと、そしてたくさん学ばせていただいたことすごく光栄に思っています」と挨拶。本作の脚本を初めて読んだときの感想について「文字を読んでいるんですけれども映像を見ている感覚になった。言葉以上に演じているあるいはそこに出てくるキャラクターの人となりが見えてくる。ほんとに読めば読むほど、見れば見るほど、彼らのことを知りたくなる」と言い、「これを自分がやったらどうなるんだろうとか、自分が他の役だったらどんなことができるかなとかを考える時間がすごく楽しくて、本当に早く演じたいなって思わせていただけるような本でした」と演じれる喜びをコメント。
そんな地味で真面目なお嬢様・里見奈々役を演じたことに「私自身もすごく癖のあるというかいろんなことを考えながら、悩みながら役を楽しむことができたので、そんな姿をお届けできていれば嬉しいなという風に思います。皆さんもそれぞれの推しメンとかを考えながらぜひ見ていただけたらと思います」と放送を心待ちにするファンへ呼びかけた。
また劇中で水上演じる都成が神童と呼ばれていることにちなんで、このメンバーの中で神童だと思う人が聞かれると多数の支持を受けて選ばれた影山。選んだ理由として坂東は「シンプルに天才なんです!」と力を込め、「びっくりしたんですけど休憩中にサッカーの試合を同時に3画面で見ても全部理解できる。ありえなくないですか?僕1画面でも理解できないです」と影山の能力に驚きをみせていた。一方の影山も坂東について「今回の作品って私たちに委ねられている部分がすごい大きかった。どれをやっても正解になるしもしかしたらどれをやっても不正解になるってチャレンジングなことをたくさんやっていく中でアイデアが尽きない。A案もB案もC案もありますどれでもできますみたいなところがすごい頼もしくて、すごいいっぱい聞いちゃいました」とべた褒めするも、水上は「おかげで(坂東の)芝居が繋がってないですもんね」とアイデアが多すぎることにツッコみ笑わせていた。