
本映像では、柔らかな筆致のコンセプトアートが立体的なセットへと変貌していく瞬間を、一気に公開。原作の世界をオール沖縄ロケで再構築された街並みや店舗の“誕生”を、ビフォー・アフター形式で体感することができる。
正義の不良軍団<防風鈴>が守る「東風商店街」は、物語の心臓部ともいえる大切な舞台。精鋭美術チームの手で、一軒一軒が息づくリアルな街として組み上げられた。そこには、主人公・桜遥(水上恒司)ら防風鈴メンバーの憩いの場である、紅一点・橘ことは(八木莉可子)が切り盛りする「喫茶ポスト」や、パン屋「さぼてん」、お好み焼き屋「まっするぱわー」など、原作やアニメでもおなじみの店も勢揃い!八百屋や精肉店まで並ぶその風景は、キャラクターたちが実際に暮らしているかのような“生きた空間”になっている。
これらの店の外観は実際に営業している店舗の外装をこの作品の撮影のために特別に許可をもらいイチから塗装され、街の象徴ともいえる商店街のアーチは実際に道路に穴を開けて建造されたという日本映画の中でも類を見ない徹底ぶり。沖縄の金武の地に再現された東風商店街はまさに実在する街のような息遣いを感じられるほどのリアリティをもって生み出された。
そして今回の映像で際立つのは、街そのものがドラマを語っているかのようなディテール。乾いた砂や土の質感で、荒々しい世界に立ち向かう防風鈴を表しつつ、防風鈴総代・梅宮一(上杉柊平)が作物を育てる設定ともリンク。街の風景がキャラクターの心情や物語とシンクロすることで、ただのセットを超えた“物語のもう一人の登場人物”として存在感を放っている。
コンセプトアート特別映像:https://youtube.com/shorts/BkkDvSTmy0I