この日は『火喰鳥』の特徴的な赤いのどだれと同じように、赤をワンポイントで取り入れた衣装で登場したキャスト陣。赤のネクタイで登場した豊田は「昨日から公開で多くの方にこの映画が届くと嬉しいと思っています。今日は短い時間ですがよろしくお願いします」と初々しく挨拶。
本作が豊田演じる瀧田亮のとんでもない行動から物語が動いていくことにちなみ、1つの行動がその後大きく変えてしまった経験を聞かれた豊田は「両親がめちゃくちゃ厳しくて」と前置きしつつ「幼稚園ぐらいの時、近所にすごく美味しいアイスキャンディー屋さんがあって1日1本だよって言われてて1本食べて、もう1本食べたくてその時にもう1本食べたらばれて山に置いてかれた」と幼少期の衝撃エピソードを告白。会場からは「えー!」と驚きの声があがる中、豊田は「もちろんすぐ戻ってきてくれたんですけど、1つの行動で山に連れてかれることってあるんだな」と学びを明かすと、劇中で山でのシーンがある宮館は「儀式ですか!?」と身を乗り出し笑わせていた。

本作は原浩による『第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞』大賞・受賞作『火喰鳥を、喰う』を実写映画化。物語は、信州で暮らす久喜雄司(水上)と夕里子(山下)の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届くところから始まる。日記の最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。その日以来、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘)を加え真相を探るが、その先に現れたのは驚愕の世界だった。