
第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(文春文庫)が、『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督により映画化。ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美役に南沙良、もう一人の主人公、陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅役を出口夏希が演じる。
この度、追加キャストとして、NHK連続ドラマ小説『ブギウギ』(23年)のヒロインの弟役で俳優デビューを果たし、初主演映画『見はらし世代』(公開中)が第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に選出されるなど、デビューからわずか2年で大躍進を遂げた俳優・黒崎煌代の出演が決定。
今年だけでも、『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』、『ストロベリームーン 余命半年の恋』、『アフター・ザ・クエイク』など4本の出演作が公開され、勢いが止まらない。そんな各方面から注目を集める黒崎が本作で演じるのは、ラッパーを夢見る秀美(南沙良)のサイファー仲間で、秀美に想いを寄せる青年・ジャッキー。劇中でラップに挑戦した黒崎は、「ジャッキーはラップをする男で、荘子itさんをはじめとする様々な方々に指導していただき、作品の中で真剣に向き合いながらも楽しくラップのシーンを撮影できました!」と撮影を振り返り、「児山隆監督のセンスが炸裂しながらも、芯の強いメッセージがきちんと届く作品です。一映画ファンとして、心から大好きだと言えます」とコメント。今回到着した場面写真では、ピアスにストリートファッションという出で立ちで、黒崎の新たな一面を捉えている。
【ジャッキー:黒崎煌代 コメント全】
ジャッキーはラップをする男で、荘子itさんをはじめとする様々な方々に指導していただき、作品の中で真剣に向き合いながらも楽しくラップのシーンを撮影できました!
ジャッキーは南沙良さん演じる朴とのシーンが多いのですが、朴とのシーンは全部お気に入りです。
児山隆監督のセンスが炸裂しながらも、芯の強いメッセージがきちんと届く作品です。
一映画ファンとして、心から大好きだと言えます。どうか劇場で体感してください。