本作は原浩による『第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞』大賞・受賞作『火喰鳥を、喰う』を実写映画化。物語は、信州で暮らす久喜雄司(水上)と夕里子(山下)の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届くところから始まる。日記の最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。その日以来、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘)を加え真相を探るが、その先に現れたのは驚愕の世界だった。

本作で映画単独初主演を務めた水上、公開後の反響を聞かれると先日訪れた高雄国際映画祭について触れ「目に見えない人からの反響よりも実際にお会いして目を見てお話しする反響の実感の方がすごく残る」とし、現地でQ&Aも行ったそうで「洞察力というか視点が面白いなっていう方がすごく多かったですね。海を越えていろんな方々に見ていただけてるのですごく嬉しいなってその一心ですね」と喜びを口にした。

イベントでは本作で“宣伝隊鳥”に就任した福岡県久留米市にある動物園・久留米市鳥類センターで飼育されているヒクイドリ(メス・40歳)の名前が一般公募3579個の候補の中から「火美(ビミ)」に決定したことが発表。キャスト陣によるヒクイドリの任命式が行われると宮館は「火に美しいでビミなんですね、新しいですね~」と感心した様子、水上は「40歳で妖艶なビミって感じ」とコメント。それを聞いていた山下は「なんか熟女って感じ」とつぶやくと、水上は「いずれあなたもなるんですよ」とツッコみ会場を笑わせていた。
最後にはヒクイドリのお面を被った観客と共にフォトセッションが実施され、イベントは終始大盛り上がりの様子だった。