
「孤狼の血」の柚月裕子による同名小説「盤上の向日葵」を原作に、坂口健太郎と渡辺謙の魂の演技バトルで魅せるヒューマンミステリー『盤上の向日葵』は、とある山中で発見された身元不明の白骨死体。手掛かりは死体とともに発見された高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れ時代の寵児となった天才棋士、上条桂介だと判明する。さらに捜査の過程で、桂介の過去を知る重要人物として、<賭け将棋>で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男、東明重慶の存在が浮かび上がるー。
公開に先駆けて行われたジャパンプレミアには、坂口健太郎、渡辺謙をはじめ、佐々木蔵之介、土屋太鳳、高杉真宙、音尾琢真、小日向文世、熊澤尚人監督が登場。
レッドカーペットイベント後の舞台挨拶に登場した音尾は、冒頭の挨拶で「実は私、まだこの作品を見れていません。今、これから見る皆さんが羨ましいです。私も公開になりましたら、いの一番に大きなスクリーンに観に行きたいと思います」と告白。そんな音尾が演じたのは、坂口演じる天才棋士・上条桂介の父親役。「本当に桂介のことが大好きすぎる父親なんです。桂介がいないと生きていけないよと」と、坂口とはかなり深い関係性の役どころとなるが、そんな二人が激しくぶつかり合うシーンにも触れ、「坂口くんは優しい方ですね。大変なぶつかり合っているシーンなのに『音尾さん、怪我してませんか?大丈夫ですか?』って合間合間に気を遣ってくれるから、大好きになっちゃった」と話す。
そんな音尾との共演シーンで、坂口が「音尾さんに申し訳なかったなと思うシーンが僕が首を絞めようとするシーンで、あまりにも暑すぎて、僕が上にいるんですけど、汗がだくだく音尾さんにかかっちゃうんです。でも拭けないし、お芝居としてやりづらいだろうなと思ったんです。止まらないからどうしようもなくて」と申し訳なさそうにしていた。それを聞いた音尾は「ちゃんとここでしっかり言っておきたいのは、坂口くんの汗は、しょっぱいです」と報告し、笑いを誘っていた。
ジャパンプレミアには、坂口健太郎、渡辺謙、佐々木蔵之介、土屋太鳳、高杉真宙、音尾琢真、小日向文世、熊澤尚人監督が登場。