TikTokで話題を呼び、「令和イチ泣ける」と話題の芥川なお原作のベストセラー純愛小説を、脚本界のレジェンド、岡田惠和と、若手実力派監督として注目を集める酒井麻衣が、世代を跨いだ新鮮なタッグで実写化する映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』。
主演の當真あみほか、齋藤潤杉野遥亮中条あやみ田中麗奈ユースケ・サンタマリア、そして池端杏慈黒崎煌代吉澤要人伊藤健太郎泉澤祐希池津祥子橋本じゅんらを迎えた。

本作で池端演じる麗の13年後を演じた中条は、撮影を振り返り「台本に書いてある、皆がこの映画で過ごしてきた青春を想像して、自分が過ごしてきた気持ちになって、ふとした瞬間に思い出したりしていました」と語る。「実際に映画を見るとすごい楽しそうで、なんで私は高校生役で呼ばれなかったんだろうと、悔しかったです」と残念そうにしていると、隣の伊藤に「歳かな…」とつっこまれると、「そうか…」と肩を落とす場面も。高校生パートを演じた3人の演技を、役者の先輩という立場から見て「何も言うことがないぐらい素敵でした。この年齢にしか出せない、とてもキュートで、キラキラした皆の表情を見ると、歳取っちゃったな〜って思いましたね。それこそ健太郎くんに最初に会ったのもこれぐらいの年齢だったので、10年があっという間だったなとびっくりしています」と自身に重ねていた。

齋藤演じる日向の親友・カワケンの13年後を演じられた伊藤は「台本を読ませていただいた中で、学生時代の彼らが演じている空気感を壊したくないなという思いがありました。出来上がった作品を見たら、こんなに純粋な心が洗われるような素敵な映画だと思って、参加させていただけて良かったです」とコメント。

さらに、今年も残り2ヶ月ということで、“今年中に叶えたい願い”を聞かれ、突如トップバッターを任された伊藤は「小さい頃から空飛びたいんですよ。だから空飛べたら良いなと…スカイダイビングですね」と答えるも、会場は微妙な空気に。
続く中条は「真面目な話をすると、この映画をたくさんの人に見てほしいのが願いです」と回答し、伊藤から「それずるいって!」と声が上がる一幕が。

この中条の発言から、池端は「まだこの映画を1回しか見れていないので、この2ヶ月の間にあと5、6回見に行きたいなと。自分でも見たい箇所がいっぱいあるので、映画館にいっぱい行きたいです」、田中は「娘がまだ5歳なんですけど、『ストロベリームーン見たい』って言っているので、連れて行って一緒に見たいと思います」、酒井監督は「萌ちゃん・日向くんが主人公なので高校生パートが注目されることが多いんですけど、大人になった日向くんや両親の気持ちがすごい伝わってくる映画なので、親御さん世代にも見てほしいです」と、映画に関係した願いを答える流れになり、居心地悪そうになってくる伊藤。

すると次の齋藤が「僕も空飛びたいです!」と後輩ながらフォローしつつ「でも1番の願いは、この映画がロングランになることだと思います。映画を届ける立場になって、こんなに早く終わってしまうだなというのを体感したので、年を越えて、2026年にも渡ってほしいです」とロングランを熱望。

さらに當真も「私も死ぬまでに一度は空を飛びたいなと思っているんですけど」と笑顔を見せながら、「萌ちゃんみたいに好きなものを見つけて、熱中できる時間がほしいなと思います。あとはこの映画を一人でも色んな方に見ていただけるように、これから宣伝を頑張っていきたいと思います」と願いを語った。

舞台挨拶では、公開を記念してくす玉割りも行われた。