
原作は不良が街を守る、ヒーローになる。破壊ではなく守るために拳を振るうワルたちの闘いを描く大ヒット漫画『WIND BREAKER』。連載からわずか4年で世界累計発行部数1000万部を突破した本作が実写映画化。ひとりぼっちだった主人公が仲間との絆を得て力強く成長していく姿を描く疾風怒濤のアクションエンターテインメント。
街を守る正義の不良軍団『防風鈴:ボウフウリン』キャストにはケンカの強さだけを信じて街の外からやってきた主人公・桜遥(さくらはるか)役の水上恒司、ケンカはめっぽう弱いが情報収集に長けた楡井秋彦(にれいあきひこ)役の木戸大聖、頭脳明晰かつカンフーや合気道を彷彿とさせる独特のケンカスタイルで右目の眼帯がトレードマークの蘇枋隼飛(すおうはやと)役の綱啓永、風鈴高校のてっぺんである梅宮一を崇拝する荒くれものの杉下京太郎(すぎしたきょうたろう)役のJUNON(BE:FIRST)、風鈴高校3年で四天王の一人防風鈴きっての武闘派・柊登馬(ひいらぎとうま)役に中沢元紀、風鈴高校のてっぺんを意味する総代を務める梅宮一(うめみやはじめ)役を上杉柊平が演じている。
この日のキックオフイベントは主人公・桜がてっぺんを目指すストーリーにちなんで、日本のシンボル・東京タワーのふもとでイベントが実施。風の特効を用いた劇中のウインドアクションシーンさながら、瞬間最大風速25km/sの爆風の中登場したキャストと監督。前代未聞の演出に水上は「現場の爆風を可視化するって表現のために使われたハリケーンはこんなもんじゃありません!もっと大きくてとんでもない大きさの風の中僕らはアクションやりました」と告白。ハリケーンを回してる撮影は全てアフレコだったそうで「後々芝居し直すっていうことはやりましたけどめちゃめちゃ大変でした。『よーいスタート!』が聞こえない」と撮影時の様子を明かすと、綱も「相手のセリフ聞こえないので口の動きで予想するしかない」と頷きながら共感。水上は「常に冬の海にいる感覚で風をずっと受けながら芝居するってこんなに大変なんだっていうのは思いましたね」と振り返った。
イベントではさらにそんな暴風を観客も体感することに。観客席に瞬間最大風速25km/sが当てられると客席から「キャー!」と悲鳴が上がると、水上は「やめてあげてください!かわいそう!せっかく僕らに見てもらうためにおめかししてきてたのに!なにやってくれてんだ朝から」と立ち上がり会場の笑いを誘い、続けて「常にこれが吹きながらは我々は撮影してたっていうことですからね、皆さん」と撮影の過酷さを伝えていた。