この日のイベントではこの秋最もピュアで刺激的なラブストーリーである本作にちなんで、キャストが最近『最もピュアだと思ったこと』または『最も刺激的だと思ったこと』を発表することに。山田は「最近の話じゃなくてちっちゃい頃こう思ってたなってのを思い出した話なんですけど」と振り返り、「地元が埼玉でそんなに都会じゃないところなんですけど、送電線を繋いでる赤と白の鉄骨みたいなのが何本か立ってて、ちっちゃい頃それはずっと東京タワーだと思ってた」と幼少期の“ピュア”エピソードを告白。すると長尾は「おれとか通天閣だと思ってました、一緒一緒」と思わぬ共感に会場は笑いに包まれ、山田は「伝わって嬉しい!」と微笑んだ。またMCから「でも何本もあるじゃないですか?」と指摘された山田は「なんかあんまりよくわかってなかったし、意外とちっちゃいんだなと思って、そういうもんなのかって思ってました」と照れくさそうに話していた。
ここでこのトーク中に長尾が自身の“ピュア”な一面を見つけたことを明かし「東京出てきてもう4~5年ぐらい経つんですけどまだ東京タワー写真撮ってます」と打ち明けると、山田は「かわいい(笑)」と爆笑。会場の観客に「東京タワーを撮る人」で挙手を募るとたくさん手があがったことを見て長尾は「一緒ですね!今度一緒に撮りに行きましょう!」と同志を見つけ喜んでいた。

本作は、斜線堂有紀による同名小説を廣木隆一監督のメガホンで実写映画化。内気な男子高校生・宮嶺望を長尾謙杜、クラスの人気者・寄河景を山田杏奈が演じる。ふたりによる不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”が描かれる。