Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会

今回公開されたのは、現場でスタッフや長尾自身がスマートフォンで撮影した貴重なメイキングショット。内気な男子高校生・宮嶺を演じる長尾謙杜は、宮嶺をいじめる同級生を演じた醍醐虎汰朗と笑顔で自撮りを楽しむ姿を披露。一方、学校中の人気者・景を演じた山田杏奈は、劇中の“あの”衝撃シーンの撮影時に捉えられた血だらけの姿で長尾とピースサイン!物語の刺激的な展開とは対照的に、現場は終始、笑顔と優しさに包まれていたことが伝わる。さらに、BBQシーンの撮影ではお肉を食べられなかったそうだが、ふたりでカメラに笑顔を見せるカットや、猛暑の撮影を乗り切るために頭に氷のうを乗せてクールダウンする山田のキュートな姿も。キャラクターとのギャップを感じさせる、キャスト同士のリラックスした表情からは、楽しげな会話が今にも聞こえてきそうなメイキング写真となっている。

Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会

しかし、この穏やかな現場の空気からは想像もつかないほど、本作は最もピュアで、最も刺激的なラブストーリーに仕上がっている。誰もが経験する初恋と、「恋人が殺人犯かもしれない」という疑念。思わず息をのむ展開、そして心を揺さぶる切ないラスト4分が待ち受ける。メイキング写真から垣間見えるキャストたちの素顔とは裏腹に、劇場で体験する物語は観る者の心を一瞬で奪い、圧倒的な感情の渦へと引き込む。まだ観ていない人は、“純愛”と“洗脳”の狭間で揺れる青春を描いた、この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリーをぜひ劇場で体感してほしい。