©「ifの世界で恋がはじまる」製作委員会・MBS

2019年にキャラ文庫(徳間書店)より出版され、先日、実写ドラマ化が発表された、海野 幸原作の『ifの世界で恋がはじまる』。技術職から営業部に異動して1年。専門知識はあるが口下手な加納彰人は、職場に馴染めず孤独な日々を送っていた。同期で営業部のエース・大狼誠司とは、あるトラブルをきっかけに関係がこじれてしまい、憧れと劣等感の狭間で揺れている。ある満月の夜、彰人はふらりと立ち寄った神社で、古びた鏡を見つける。そこには「この鏡を見た人のなりたい姿が現れ、いつか本当にその姿へたどりつける」と書かれていた。その言葉に導かれるように彰人は「大狼と対等に笑いあえるような、そんな自分になりたい」と願う。すると突然、霧が立ち込め、”理想の自分”が生きる並行世界へと迷い込んでしまった――!目覚めた彰人を待っていたのは、気さくに声をかける同僚や、熱っぽい視線を向けてくる大狼――昨日までとは一転、彰人にとって居心地の良い世界で!?
夢のような日々の中で、彰人は自分の本当の気持ちと向き合い始め、やがて元の世界で見落としていた大切なものに気づいていく。理想と現実の狭間で揺れる想いの行方は――。不器用で愛おしい――、すれ違う二人の再構築ラブストーリー。

技術部から営業部に異動し、部内で浮いている27歳・加納彰人役には、Netflixオリジナル「今際の国のアリス」シーズン3、映画『恋に至る病』など話題作への出演が続く醍醐虎汰朗が決定。劇場アニメ『天気の子』では主人公・森嶋帆高の声を担当し、声優アワード新人男優賞を受賞。舞台『千と千尋の神隠し』ではハク役を好演するなど、映像・舞台・声優とジャンルを超えて活躍する若手実力派俳優。
営業部のエースで誰とでも自然に距離を縮めることができる・大狼誠司役には、ドラマ「海老だって鯛が釣りたい」、映画『大きな玉ねぎの下で』などに出演し、注目を集める中川大輔が決定。モデル出身ながらも繊細な演技力で着実にキャリアを重ね、ABEMAの恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。』では恋愛見届け人としても活躍。

監督は、ドラマ「ホメられたい僕の妄想ごはん」や「奪われた僕たち」など、繊細な映像表現で魅了する針生悠伺、脚本はドラマ「タカラのびいどろ」や「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」で脚本を務めた、下亜友美のタッグで描く。

【加納 彰人/かのう あきひと:醍醐虎汰朗】
入社5年目の27歳。技術部から営業部に異動して会社唯一の「営業技術」となるが部に馴染めておらず、周りからも敬遠されている。
専門知識はあるが口下手で頑固。ある特異な体質を持つ。
<コメント>
同性に恋愛感情を抱く役を演じるのは、今回が初めての経験です。
本作は恋愛がテーマではありますが、技術職から営業職へ異動した彰人が、不器用ながらも人との関わりの中で、少しずつ成長していく物語でもあります。
特別な人物を演じるというより、一人の人間として、その時々の感情に丁寧に向き合いながら、“そこに生きる”ことを大切にしたいと思っています。
もちろん、キュンとするシーンもたくさんありますので、ぜひ楽しんで観ていただけたら嬉しいです!

©「ifの世界で恋がはじまる」製作委員会・MBS

【大狼 誠司/おおがみ せいじ:中川大輔】
入社5年目の27歳。加納彰人とは同期。入社時から所属している営業部のエース。
体が大きく、強面だが、性格はおおらかで人の懐に入るのが上手い。
<コメント>
パラレルワールドという設定が、主人公たちの恋愛をより複雑で深いものにし、物語をさらに面白くしていると思いました。台本を読むたびにドキドキが止まりません!現在、撮影の真っ最中で、醍醐くんとのお芝居も本当に楽しく、2人で「今のシーン、よかったね」と声をかけ合いながら撮影しています。
皆さんに素敵な作品をお届けできるよう、最後まで頑張ります。
『イフ恋』、ぜひ楽しみにしていてください!

©「ifの世界で恋がはじまる」製作委員会・MBS

【監督:針生悠伺 コメント】
並行世界と現実世界、その間で揺れ動く心模様。そんなユニークで繊細な物語の映像化に挑戦させていただけることを嬉しく思っております。キャストやスタッフの皆さんとアイディアを出し合いながら、たくさんの人の心に届けられる素敵なドラマを完成させたいと思います。

【原作:海野幸】
ドラマ化のご連絡をいただいたとき、電話口で「まさかそんな、信じられません」「まだ信じられませんね」「すみません、まだ信じてません」という発言を執拗に繰り返してしまいましたが、さすがに実感が湧いてきてドキドキしております。ドラマスタッフの皆様、俳優陣の皆様、出版社の皆様、ご協力くださったすべての方々に感謝申し上げます。原作者として放送を楽しみにしております!