本作は一見華やかにみえる芸能界の裏側を舞台に、いまだかつて描かれることのなかったスキャンダルの裏側、そして芸能界の深い闇へと切り込んでいくサスペンスドラマでスキャンダルを巡る芸能事務所と週刊誌の“禁断の攻防戦”が描かれる。突如週刊誌より所属俳優のスキャンダル記事掲載の告知を受け奔走する芸能事務所社長・井岡咲を柴咲コウ、スキャンダル記事を突き付ける芸能週刊誌記者・平田奏を川口春奈が演じている。

本作に芸能界を牛耳る大手芸能事務所に所属するベテランマネージャー・明石隆之役としての出演した横山は「改めてマネージャーがいて成り立つタレントだなとありがたみというものを改めて感じました」と役を演じた学びを明かしつつ、横にいる鈴木を見て「保奈美さんが今横おってすごい緊張感があって背筋がピンとなる感じ。久々にお会いして僕も今日もう1回(ドラマを)見たんですけど対面するとこえええと思いました」と打ち明けた。
そんな鈴木は自身が演じた大手芸能事務所社長・児玉蓉子について「もちろん共感するところもたくさんありましたし、そういう意味があったのかと改めて納得する部分もありました」と話し、「でも『え!ほんと!?そんなことは!?って部分もありました。まだこの世界日が浅いので…」とボケると、横山は「なんて言ったらいいんですかね。長いじゃないですかも違うし…」と悩む様子をみせると、鈴木から「笑うところです!」と指摘された横山は「ハハハハ」と乾いた笑いで会場の笑いを誘った。
鈴木と本作が初共演となる横山は「ずっと凛とされてて、でもカメラが回ると児玉蓉子さん何考えてるかわからなくて笑ってるのに目が笑ってないし、怖いなってずっと思ってたんです。でもカメラが止まるとお話もたくさんしてもらいましたし、混乱しますね。やっぱすごいなって思ってました」と役とのギャップに感心したそう、一方鈴木から「ずっと歌って踊ってハジけてらっしゃる」と第一印象を伝えられると、横山は「ハジけてます!?」と驚き。続けて鈴木は「非常に生真面目で、待ってる時間とか存在を消してますよ」とぶっちゃけつつ「人見知りなのかものすごい集中されてるのか。だから話しかけていいのかなって」と当時を振り返ると、横山は「今回は特にそうでした。怖かったんすよ!僕の中で児玉蓉子さんが強すぎてすごい緊張感があった。もう圧倒されっぱなしでした」と鈴木のオーラに圧倒されていたことを明かした。

本作の注目ポイントを聞かれた横山は「フィクションなのかノンフィクションなのかほんとにわからなくなってくる」とし、「古きものを大事にするかでも変わらなきゃいけない部分もあってこれはどっちが正義なんかなって。でも、結局決めるのは自分だと思うんですよ。それを見極めて信じてというメッセージが後半に向けて込められてると思ってるので、最後何が正義なのか、歯車がずれるとこんなことになるんだ合致すると人が助けてくれるんだみたいなものがすごい描かれてるので期待していただきたいなと思います」と見どころをアピールしていた。
本作は都内で10月27日(月)~11月5日(水)の期間で開催中の第38回東京国際映画祭のTIFFシリーズ部門に公式出品。この日は上映後にキャストによる舞台挨拶が行われた。