
本作は、日本最大級のミステリーランキング『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)『ミステリが読みたい 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で堂々の1位を獲得したベストセラー小説「爆弾」を映像化。
爆弾の在りかを探す警察と犯人との取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行する、まさに極上のミステリーと超ド級のアクションが織り成す究極のエンターテイメント。圧倒的な情報量で人の本質を突きつける“本物の衝撃”が2025年、スクリーンで明らかになる。
ヘルシンキ国際映画祭でのワールドプレミア、レッドカーペット登壇&ジャパンプレミアを経て、遂に劇場公開を迎え、佐藤は「マギーという仲の良い友だちがいまして、ついさっき熱い長文のメールが来て、原作がも大好きで公開初日に見たと。俺のことやキャスト・スタッフ皆を褒めて、最後に『日本映画の最高到達点の1本だと思って興奮している』というメールが嬉しかったなと思って紹介しました」と、俳優・脚本家として幅広く活躍しているマギーからの感想を紹介。それを聞いた山田は力強くガッツポーズしていた。

そんな佐藤は自身が演じたスズキタゴサクのことを「彼が何者かは僕も未だに分からないというか、分かっちゃいけない」と話し、「分かったら普通の人間の正気が失われちゃうんじゃないかっていうぐらい、底知れない怖さがある人物だなと。たくさんの方に見ていただけるのは、心から感想が楽しみです」と続ける。色んな仮説を立てながら見ると色々視点が変わるかもしれない、という司会者の言葉に「スズキタゴサクが本名かどうかさえ分からないわけだからね。もしかしたら宇宙人かもしれないよ。……ごめん、今のはすべった」と、会場の微妙な空気を察して即座に謝る佐藤に、登壇していたキャスト陣は爆笑。

映画の中盤でのYouTubeの動画シーンではワンカットだった話題に触れ、「当日、監督に軽い感じで『ワンカットでもいけるように、しっかり覚えてきましたよ!』とふざけ半分で言ったら、永井さんが『ワンカットも面白いかもしれないですね』って真顔で言ってて」と裏側を明かし、「本当にワンカットで使ってくれて、あれを見せるって勇気がいることだから、永井さんの勇気を讃えたいですよね」と話した。
また、渡部との共演について「(渡部が)主役で、僕が脇を支えることが多くて。渡部さんが嬉しそうに『今度逆にお前を支える側に立てて嬉しい。俺出るよ』と言っていて、この人が本気で支えにきたら、こんなに美しく、切なく、かっこよくなるというのを同業者として痛感したので。渡部さんの男の哀愁みたいなところもこの作品の大きな見どころだと思います」と語った。
最後に、「僕、李相日監督が個人的にファンと言って良いぐらい好きなんですけど、『怒り』なんていう映画はバイブルにしたいぐらい作品で、それで今年は『国宝』というとんでもない化け物みたいな面白い作品を作られて、ますます李監督のファンになっているんですけれども。実は今年、化け物みたいに面白い作品は1本だけじゃないと思っています。ですから、今年はとても幸せな1年になるんじゃないかなと思いますし、なってほしいなと心から祈っております」と、映画『爆弾』の大ヒットへ期待を寄せた。


















 
										 
										 
										 
										 
										 
										 
										 
										 
										
 
													
 
													
