
劇団☆新感線45周年と銘打つ本公演は、10年ぶりに<チャンピオンまつり>を掲げ、江戸時代を舞台に、歌舞伎の大名作『忠臣蔵』を上演するために愚かしいほどに芝居作りに情熱を傾け奔走する演劇人を描く。座付作家・中島かずき書下ろしによる、歌舞伎の名シーンをリスペクトした劇中劇の数々と、これまで新感線が上演してきた45年分の作品をごった煮したセルフパロディ・セルフオマージュが主宰・いのうえひでのりの演出により融合。会場を笑いと感動(?!)の渦に巻き込み、松本・大阪公演は連日満員御礼大盛況となった。
そして、劇場に足を運ぶことのできない全国のお客様にもお届けすべく、12月4日(木)には、新宿バルト9他、全国の映画館、さらには台湾の映画館でもライブビューイング上映が行われる。
出演は、劇団の看板俳優・古田新太、高田聖子、粟根まこと等に加え、6年ぶりの出演となる橋本じゅん、8年ぶりの出演となる羽野晶紀、そして5年ぶりに出演の橋本さとし。今や舞台だけでなく映像作品でも第一線で活躍する面々が舞台で一堂に会するのは、演出のいのうえが俳優として最後に出演した作品でもある、1994年の劇団公演『古田新太之丞東海道五十三次地獄旅~ハヤシもあるでョ!』以来、実に31年ぶり。さらに、新感線を熟知する小池栄子、早乙女太一、向井 理をゲストに迎え、まさに“まつり”の火花を劇場でぶち上げている。
これぞ<チャンピオンまつり>にふさわしい、笑い満載で、歌も踊りも立ち回りも存分に、目まぐるしく展開する極上のエンターテインメント。芝居好きの、芝居のための、芝居に贈る物語となっている。

【古田新太 コメント】
(地方公演はホテル住まいで楽だったけど)東京公演は、家に帰らないといけないからなぁ…(笑)
今回の公演では、オイラの役というよりオイラがいかに省エネ芝居をしているかお見逃しなく!
そして小池栄子全部!!をお見逃しなく!
松本でアキ(羽野晶紀)とショッペ(高田聖子)がナイトメアのバスローブを買ってくれて、大阪ではいろんな人がミャクミャクグッズをいっぱいくれたので、万博行ってないのにグッズだらけ。地方公演中はたくさんプレゼントをもらいました(笑)
公演・ライブビューイングを見に来るお客さんは、ちーとばかし長いんでお気をつけて!
【橋本じゅん コメント】
誰も死なないで笑顔で観れる!見どころはもちろん我が娘、お破 小池栄子!そして、、ああもう全部だー 山本カナコちゃんの口上、村木よし子ちゃんの見事なユーティリティプレーヤーぶりもお見逃しなく。 松本公演千秋楽の怪我を経て大阪公演で思い知ったお客様からとカンパニーからの愛情はとても感謝で、大変思い出深いです。。 このメンバーが今後揃って舞台に立つことはもうないかもしれません。奇跡を見逃さないでください!
【高田聖子 コメント】
とっても楽しいけれど、おんなじくらい疲れました。新感線の舞台って基本少年漫画だから、若くて体力が無いとどうにもならないけれど、今回ばかりはそれだけじゃ成立しないんだなと思いました。ありえない設定も、小っ恥ずかしい台詞も、今の我々の肉体を通して、初めて本当の事になるんだろうな。 私たちが朽ちれば朽ちるほど、笑えたり芯を掴んだりできるんじゃないかしらと、ある意味とっても前向きな気持ちになっております。ま、疲れてますけど。
とにかく小池栄子に支えられております!あの目で見られたら本気にならざるを得ません。嘘を真にする人です!見どころはもうありすぎて、お好きな見どころをご自由にお楽しみくださいませ。私もみなさんに見えない見どころを楽しんでおります。秘密です。 松本も大阪も、それはそれは美味しいものや優しい心遣いで労っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。その分ハードスケジュールでしたけどね…愚痴ではありません、本当のことを言ってるだけです。とにかく楽しくてしんどい公演です。毎日が思い出作りみたいでした。 松本バージョン、大阪バージョン、そして演舞場バージョンと、少しづつ全部違います。ライブビューイングはさらに肉迫したものになるでしょう。我々の死に物狂いを色んな形でお楽しみいただけますように!
【粟根まこと コメント】
本作はいわゆる「バックステージもの」ですので劇中劇がたくさんあります。それがまた無駄に凝っているんですよ。オイシイ所だけをギュッとまとめてあるのでお楽しみ頂けることと思います。ただ、私は裏方役ですので劇中劇にはあまり参加していないのが残念ですが。
また、二幕になると河野まさとくんと吉田メタルくんの瓦版売りが語り部となって、町衆たちと共に曲に乗せて物語るシーンがいくつかあるのですが、歌も踊りもスピード感も素晴らしいのでお見逃し無く。
そしていよいよ新橋演舞場での東京公演が始まります。江戸の歌舞伎役者たちの物語を東京の歌舞伎劇場で見られるというのはなかなか楽しい体験になると思います。江戸は遠いなという方でもライブビューイングではお近くの映画館でご覧頂けますので、ぜひともご参加下さいませ。その時には「弾兵衛ライト」をお忘れ無く!
【羽野晶紀 コメント】
今回、私は女人禁制の時代にこっそりと闇歌舞伎に出演している女役者を演じています。闇歌舞伎のステージの役所と普段の姿、両面を演じる事で芝居への情熱をお伝えしたいです。
自分が出てないシーンでのお気に入りはなんといっても、橋本じゅんさん演じる荒蔵と小池栄子ちゃん演じるお破の親子のシーンが面白くてずーっと見てたいくらい。
私自身は久しぶりの劇団公演で、毎日、先輩達と舞台上でご一緒できている幸せをヒシヒシ感じながら、やっぱり先輩達は華やかで面白いな〜って再認識。これが、舞台上だけでなく、プライベートも楽しい方々なので、今、私の携帯の中のアルバムは続々と思い出写真が増えてますよ〜。
さぁさぁさぁ〜!!新橋演舞場だ!我ら流の天下大歌舞伎!!寄ってらっしゃい!観てらっしゃい!精一杯!!務めさせていただきますっ!!いよいよ始まるのね〜!!ワクワク!ゾクゾク!サンダー!!
【橋本さとし コメント】
いよいよ東京公演です!ようやくお江戸の話を本場東京のど真ん中で爆烈致します!
松本〜大阪で培ってきたお祭り騒ぎと演劇愛増し増しでお届けしたいと思っております。
僕自身初の新橋演舞場で初の花道登場も楽しみです!
約30年ぶりに劇団員全員集合での45周年記念公演、『最終の地』東京公演を噛み締めるように舞台に立ちたいと思います。
【小池栄子 コメント】
やりたいことを全部詰め込んだお祭り作品ですね。私はとにかく諦めず夢を追う、熱すぎてやや面倒な女の子です(笑)そして、動物たちの愛らしい表現をぜひ堪能していただきたいです。 地方ではやはり、じゅんさんの負傷が印象に残っています。ご本人は悔しいと思いますが、困難も武器にしてチーム一丸となり、止まらずにできたことは良かったです。 東京公演お待たせしました!お客様も声を出して参加型で楽しんでください。
【早乙女太一 コメント】
歴代新感線メンバーの中で、ドストレートに突き進む小池さんのエネルギッシュさと真っ直ぐさ、自分が言うまでもなく見に来てくだされば分かると思いますが、全編通して見所です。芝居に生きる熱い人達のお話が、(松本・大阪で)公演を重ねてさらに熱を帯びての東京公演を楽しんでいただきたいですし、今後あるか分からない奇跡的なこの舞台を、是非スクリーンでもお楽しみ下さい!
【向井理 コメント】
長野、大阪を経て、この爆烈なお祭りがついに東京・新橋演舞場に凱旋です!改めて本公演は歌舞音曲、立ち回り盛り沢山のパワフルな演劇です。が、江戸時代に本気で芝居と向き合って格闘していた人々の物語でもあります。私はそれを取締まる役と、座付き作家の二役を演じますが、どちらも信念のある魅力的なキャラクターだと思います。 個人的には劇団員、元劇団員のあのセルフパロディは見ていてウルッとなりますし、それはやはりここまで紡いできた劇団☆新感線の歴史が成せるわざだと思います。 松本公演ではほぼ毎日馬刺しを食べて喉を癒していました。劇場でのご飯も外食も本当に全部美味しかったです。大阪もまた違う食文化で堪能させていただき、食のおかげで日々を乗り越えられました。 これからの二ヶ月も全力で駆け抜ける所存です。花道を意識しての演出も多々あり、これからさらに演舞場という劇場に馴染むことで、より一層深いものが見つかりそうな気配がしております。その瞬間を是非、共有できれば幸いです!
■舞台映像ダイジェスト
■キャストコメント














