
原作は、『マルモのおきて』(2011年・CX)の脚本などで知られる阿相クミコと、黒麦はぢめによる人気コミック「未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!」(集英社「ヤンジャン+」連載)。志田演じる、夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性・未来のもとに、“未来のムスコ”だと名乗る男の子・颯太(天野優)が現れたことから始まる、時を超えたラブストーリー。恋も仕事も夢も中途半端だったヒロインがある日突然母となり、子育てを通して、誰かと生きること、支え合うことの意味を知り、自分らしく生き直していく姿を描く。
未来のもとにある日突然現れたのは、「パパとママを仲直りさせるために未来から来た」と話す男の子・颯太。“未来のムスコ”だと名乗る颯太に困惑しながらも未来は事情を聞き出そうとする。しかし、颯太が覚えていたのは、パパの名前は“まーくん”という曖昧な記憶だけ。そこから未来と颯太の“まーくん”探しの日々が始まっていく――。
このたび、未来の止まっていた恋が動き出すきっかけとなり、物語、そして視聴者を翻弄していく3人の“まーくん候補”に塩野瑛久、小瀧望、兵頭功海の出演が決定した。
近年話題作への出演が続いている塩野瑛久が演じるのは、未来が所属する劇団「アルバトロス」の座長・
吉沢将生(よしざわ・まさき)。仕事では未来と良き仲間として信頼関係を築いているが、かつては“最悪な別れ方”をした恋人同士でもある。そんな将生が颯太の存在を知った時、未来との間に起こった“ある出来事”がよみがえり・・・。
TBSドラマ初出演となる小瀧望が演じるのは、叔父が園長を務める保育園の保育士・松岡優太(まつおか・ゆうた)。園児や保護者たちから“まー先生”と親しまれている優太は、柔らかな物腰と包容力を持ち合わせ、どんな相手の心も自然とほどく不思議な温かさを持つ人物だ。未来とは中学時代の同級生で、俳優業と育児の両立に苦しむ未来の前に救世主のように現れ、運命的な再会を果たす。
2023年放送の日曜劇場『下剋上球児』で注目を集め、火曜ドラマへの出演は本作が初となる兵頭功海が演じるのは、未来と同じ劇団に所属する後輩俳優・矢野真(やの・しん)。普段は寡黙であまり感情を表に出さないが、未来の前ではストレートに感情表現をしたり、ふと優しい表情を見せることも。何事にもひたむきに向き合う彼女に惹かれているが、その想いを胸に秘めたまま静かに見守っている。名前に“まーくん”の要素はなさそうで、一番のダークホースのように思えるが・・・?
未来と颯太は父親探しの過程で3人と深く関わっていくことに。果たしてこの中に父親はいるのか・・・?
<塩野瑛久 コメント>
未来という名の主人公の、“未来のムスコ”が登場する作品。そして主演が志田未来さんというトリプルミーニングのマッチングに驚いたと同時に、すごくいい作品になりそうだと思いました。将生は熱い部分もありますが、劇団のみんなを鼓舞するリーダーというより、ノリよくみんなを盛り上げるようなキャラクター。
未来とは別れて数年経っていて、劇団員として大切な存在ではあるけれど、それ以外の思いもあるのか・・・?というところは、ぜひドラマを見て確かめてほしいと思います。未来が颯太との出会いで人として成長していく姿を見てぐっと前へ進みたくなると思いますし、颯太は誰の息子なのかという謎解きの部分も想像しながら、楽しんでいただきたいです。そしてその中で、将生がどう物語を紡ぎ、作品の中でどのような存在でいるのかにも、注目して見ていただけたらうれしいです。
<小瀧望 コメント>
TBSのドラマは初めてなので、お話をいただいた際はとても光栄で素直にうれしく思いました。僕が演じる優太は、主人公・未来にとって同じ学生時代を過ごした間柄であり、彼女にとって安心感がある相手。青春が蘇る感覚や偶然の再会で感じる運命のようなものは、この2人の関係性ならではだと思いますし、僕が恋愛にどう関わっていくのかにも注目していただきたいですね。志田さんのことはこれまで一方的に拝見していたので、ご一緒できることがとても楽しみでもあり、恥ずかしくないお芝居をお見せできるよう精一杯臨みたいと思います。また物語では子どもたちとのシーンが多いですが、僕自身も子どもは好きで、すでに颯太役の優くんのとりこなので(笑)、これを機にもっと子どもが大好きになりそうです。ファンタジーな設定だけど心にぐっと突き刺さるリアルさがあり、思いやりや愛ってこうだよなと心が洗われる作品なので、ぜひご覧になって体感してください。
<兵頭功海 コメント>
TBSさんでは『下剋上球児』に出演させていただいた頃から、いつかラブストーリーにも挑戦してみたいと公言していたので、今回、念願が叶ってすごくうれしいです。ヒロインの未来の恋愛相手では? という役柄を最初から演じられること、そしてその相手が小さい頃からご活躍を拝見していた志田さんというのが不思議な感覚でもあり、すごく楽しみです。原作を拝見し、真というキャラクターをとても愛おしく思いました。まっすぐに感情表現ができる強さがありながら、いざ自分のこととなると踏み切れずに迷うなど、共感できる生の人間味を感じたので、その役の魅力を僕らしく表現できたら良いなと思います。心がジーンとして、涙がこぼれそうになるような心が動かされる瞬間が沢山ある素敵な原作なので、ドラマでもそういう部分をしっかり表現出来たらいいなと思います。




