本作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』を実写映画化。W主演として内気な男子高校生・宮嶺望を長尾謙杜、寄河景を山田杏奈が演じている。

公開から間もなく1ヶ月。SNS上では、作中で描かれる刺激的なラブストーリーに心揺さぶられた声が多数寄せられている。
この度実施する公開後舞台挨拶には、子役から活動を広げ、直近は大河ドラマへの出演で注目を集める中川翼、関西ジュニアの人気グループ・AmBitiousで活躍し、本作で長編映画初出演を果たした真弓孟之、そして廣木隆一監督と田辺圭吾プロデューサーが登壇。

映画の舞台挨拶登壇も今回が初めてとなる真弓は、「井出翔太を演じさせていただきました。前髪切りすぎて、オン真弓!AmBitiousの真弓孟之です!」と定番の自己紹介ギャグを元気に披露するも、「今これ勝手にやったわけじゃなく、ちゃんとスタッフさんに許可を得てやってますのでご了承ください」と、裏側を明かす。

「いつもは、今、皆さんが見ているお客さん目線だったんですけど、スクリーン目線は初めてなので、新鮮な気持ちです。スクリーンっていつもこんな気持ちなんやって」と初々しいコメントを発し、自身が演じた役については「宮嶺が黒板にチョークで字を書いて折るシーンとか、皆が笑っていたと思うんですけど、自分だけは学級代表やったし、皆がいじっている波がある中で、自分だけは止めるという、皆と逆のことをするのを意識づけていました」と話す。

また、映像作品への本格的な出演は本作が初となった真弓だが、撮影前の廣木監督とのやり取りで「顔合わせの時に『僕、初めてなんですけど大丈夫ですかね?』って言ったら『台本さえ覚えてきてくれれば、あとは僕がどうにかするから大丈夫』と言ってくださって。その言葉を胸に頑張りました」とエピソードを語る。
それに対して廣木監督は「最初ってすごく新鮮だし、色々あるんだろうなと思いながら、最初の感情を覚えててもらいたいなと思ったので、最初にこういうふうにしてって言わなかった」と、若手キャストたちとの接し方も意識していたようだった。

関西出身の真弓は、作品の中で“消しゴム”のイントネーションに苦戦したようで「『難しいです』って言った時に、共演者さんやスタッフさんが一丸となって僕に指導してくれて、温かい現場やなって思いました」と、エピソードを披露。
さらに、作品の影響で普段の髪型にも変化があったようで「初めての顔合わせの時に、廣木監督が『君は目を見せたほうが良いよ』って言ってくださって。作品で前髪を上げるのは初めてで、周りのスタッフさんやメンバーからも評判が良くて。それから、今は全国ツアーをやらせてもらってるんですけど、その全国ツアー中でもめちゃくちゃ前髪を上げていて、ビジュアルの変わるきっかけをくれた作品と監督です」と話していた。