
『神の雫』は2004~2014年『モーニング』(講談社)で連載していた原作・亜樹直/作画・オキモト・シュウによる漫画作品。幻のワイン“神の雫”をめぐる心揺さぶる人間ドラマと、ワイン初心者にもわかりやすい表現から世界的ワインブームを引き起こすと同時に、ワインをめぐる多彩で正確な内容から、ワイン生産者などの業界関係者からも高い支持を得て、全世界シリーズ累計1,500万部を突破している。2009年には日本テレビ系にてドラマが放送され、2023年には日仏米共同製作の国際連続ドラマ「神の雫/Drops of God」シーズン1が配信され、2026年1月23日にHuluで国内独占配信予定のシーズン2にも期待が寄せられている中、新たなメディアミックス展開として初のアニメ化。
TVドラマ『神の雫』(2009)主演に続き、亀梨和也が本作の主演声優を担当することが決定。
フランス本国のボージョレヌーボーの解禁日となる11月20日(木)に開催された『神の雫』アニメ制作発表会見に登壇した亀梨は、オファーが来た時を振り返り「まず『神の雫』がアニメになるんだという喜びを非常に感じました。ましてや、自分が雫としてオファーをいただけるとも思ってもいなかったので。16年前にドラマで演じさせてもらっていて、自分自身がどの角度で何を求めていただけているのかが手探りの状況でした。動くアニメーションで、話数も長く、半年以上のスパンでやっていくと、初めてのことだらけで果たして本当に自分が務まるのかという部分も含めて、非常に悩ませていただきました」と率直な心境を語る。「でも、非常にご縁を感じたので、なんとか自分の心も技術も含めて、しっかりと向き合えるところに行けたらいいなと、ディスカッションさせてもらいました」と、前向きに捉えられたよう。

キャスティングの理由として、糸曽監督からは「実写で演じた方がアニメでも演じるってユニークだしあまりない。さらに、僕は実写で勉強させてもらっていたので亀梨さんのイメージがついていたんです。若い時から幅広い役をやられているイメージだったので、会議の場でぜひ亀梨さんでお願いできないかと」と、監督の希望でもあったことが判明。「ただ、シーンとなりました会議室が。お忙しいのも分かっているし、毎週録るものなのでそういったことができるのか。何度も申し上げたらスタッフの方々も乗ってくださって僕のワガママに付き合ってくださって。亀梨さんもお忙しいから、なかなかスケジュールが取れるか最後の最後まで悩んでいただいて、でもやりたいって言って受けてくださったので、本当に皆様に感謝しています」と、経緯が明かされた。

すでにアフレコが始まっており、半分以上進んでいるとのこと。16年ぶりに、今回はアニメキャラクターとして雫を演じることについて亀梨は「僕が実写で演じた時よりも、より原作に近い感じで捉えていかなければいけないなと感じました。雫というキャラクターの根っこにある部分はすごく懐かしさも感じながら、この台詞、このシーン久しぶりだなって思いながらも、アニメなので絵に対して台詞を入れていくわけじゃないですか。最初はガチガチでした」とアフレコが始まったばかりは苦戦したようで、「初日は右も左もわからない、どこに立てばいいのか、どのタイミングでマイクに行けばいいのか、そういうところからのスタートでした」と振り返る。「そこは原作の雫と同じで、雫自体がピュアですごく魅力的なキャラクターなんですけど、その雫の力を借りて、ピュアな部分からどんどん素敵なものを身につけていけたらいいなという想いでやらせてもらい始めました。キャストの皆さんも丁寧に教えてくださって、非常にチームに支えてもらいながら進めさせてもらっています」と、話していた。
会見では、遠峰一青役の佐藤拓也・紫野原みやび役の内田真礼からのビデオメッセージも届き、佐藤は「座長の亀ちゃんを中心にして、和気あいあいとやっておりまして、非常にクリエイティブでいい現場です。毎週収録が楽しみな作品の一つです」、内田は「亀梨さんがアフレコ現場に普通に入ってくるんですよ。皆とめちゃめちゃ親しく、いち声優として参加させれている姿を見て、すごいな、スターなのにこんなに馴染むんだって思って、すごい感動しています」とコメントが寄せられた。
アフレコについて、「半年ぐらいやらせていただいていて、思っている以上に声だけで全てを成立させようとしないほうがいいなと。実写の時よりもやりすぎ注意だなというのは思っています」と、声での芝居の感覚を掴み始めているようだった。糸曽監督からは「最初の段階から自分のことを『亀梨さんじゃなくていいよ』とか、アットホームになって、それで仲間みたいになってやっているので、アニメーションの監督を色々させてもらっていますけど、1番キャストさんとかとお話しさせてもらっています」という言葉があった。
さらに、糸曽監督から亀梨のアフレコ中のエピソードが明かされ「一つ目は亀梨さんと言えば舌打ちっていうイメージがあるんですけど、雫に“怒る演技をしてください”って言うと、毎回舌打ちされるんです。それで亀梨さんには舌打ち禁止令が出ていて、でもたまに舌打ちされるんですよね」と暴露。「癖ですね」と苦笑いする亀梨に、「そうすると録音ブースで皆が『KAT-TUN出た』ってなるんです」と語る。そしてもう一つ、「この間、収録している時に女性キャラと対話するシーンで、演技が色っぽかったんです。だから『亀梨さん、今日ちょっと色っぽすぎません?大人っぽすぎるんで抑えてもらっていいですか?』みたいな感じになって、そうしたら亀梨さんが『すいません、今、KAT-TUNのライブのリハが多すぎて、KAT-TUNが出ちゃってました』っておっしゃてて。間近で亀梨さんと仕事してるんだって思いました」というやり取りがあったことを話すと、亀梨は、「あの時期はモードがKAT-TUN・亀梨モードでしたね。お芝居の中で大人っぽいシーンがあるんですけど、その辺りの強弱はちょっと亀梨強すぎちゃってます、と。ついつい出てしまう……」と反省していた。

ボージョレヌーボーの解禁日に合わせて、会見にもワインが登場。亀梨が自ら持ってきたソムリエナイフで開栓し、注ぐ姿が。そして、フランス語で健康を意味する「Santé!(サンテ!)」の掛け声で乾杯が行われ、ワインを嗜んだ。

















