
ついに公開初日を迎えた感想を聞かれた倍賞は「もうほんとにドキドキしておりました。今朝、朝早くお家を出たんですけれども振り返ったら富士山がとてもよく見えたんですね、『TOKYOタクシー』はその富士山を超えるような素晴らしい映画になったんではないかなって自分で自負しております」と本作の出来栄えに期待を込める。木村は「今現在、全国220か所の映画館でご覧の皆さんも本当に感謝しております。受け取ってくれて本当にありがとうございました。本日をもってこの『TOKYOタクシー』が確実に客席の皆様のものになると思いますのでその瞬間を見届けに来ました」と初日を迎えた想いを明かした。

さらに撮影から公開まで2人で過ごす場面が多かった倍賞と木村、改めてお互いの印象を聞かれた木村は「フラットな方ですし、経験されてきた時間だったりとか経験値っていうのはものすごい比べ物にならないような経験値のおありの方だと思う」と前置きしつつ「いつも最終的に物事、感情が笑顔で終わってくださる方なので、疲れていても大変なことがもしあったとしても最終的には倍賞さんの全てをほわって包んでくれるような笑顔でいつも向き合ってくださるので自分的には毎回毎回心地良い魔法をかけていただいてるような感じがしてました」と倍賞と過ごした時間を振り返る。一方の倍賞は木村を真面目な方と評し「心を投げかけてもちゃんと受け止めてくれる、だからとても気楽に自分のことをそのままできて私は幸せでした」と告白。さらにタクシーでの木村との共演シーンについて「渥美清さんより大きな目でバックミラーにすごい素敵な目がをうつる」とし、「その目に力づけられて毎日楽しくお芝居できましたし、この人だったら全部言ってしまおうというすみれがどんどんこう出てきて大変楽しい毎日を過ごさせていただきました」と感謝した。

この日のイベントでは公開の門出のお祝いと“TOKYOタクシー”が全国のファンに届くよう願いを込めてキャスト陣が本作のイメージカラー・ピンクのテープカットで出発式を行った。
本作はフランス映画『パリタクシー』を原作に、昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市・東京を舞台に、人生の喜びを謳いあげる感動のヒューマンドラマ。終活に向かうマダムを倍賞千恵子、タクシー運転手を木村拓哉が演じている。







