(左から)福井貴一・羽野晶紀 (後段)花王おさむ・毬谷友子・湖月わたる・朝海ひかる・福士誠治・あめくみちこ・望海風斗
(前段)廣瀬友祐・古川琴音・渡辺大知・瀧内公美・鈴木玲奈・渡辺大輔

 

本作は、『ウエスト・サイド物語』『太平洋序曲』『スウィーニー・トッド』など、名だたる名作ミュージカルを手掛けてきたスティーヴン・ソンドハイム作詞・作曲、ソンドハイムの長年の盟友でもあるジェームズ・ラパイン脚本により、1986 年に発表され、87年にブロードウェイで初演されたミュージカルで、これまでに世界各国で上演され、日本でも複数の演出家によって上演されている。

物語は、タイトルの通り‟森“を舞台に、魔女に呪いをかけられたパン屋の夫婦と、赤ずきん、シンデレラ、ジャックと豆の木のジャック、ラプンツェルなど、童話の主人公たちが登場し、それぞれの物語が交錯する。劇中では、主人公たちの「I Wish(願い)」をのせた言葉がめまぐるしく繰り出され、家族の絆や社会の矛盾といった様々なテーマを織り込みながら、誰しもが本質的、普遍的に持つ「人間の業」を描いていく。

演出は、クラシック音楽やオペラにも造詣が深い熊林弘高が初ミュージカルに挑む。

そして、キャストはそれぞれのフィールドの第一線で活躍する異色キャスティングが実現。
「赤ずきん」より赤ずきん役(※物語50 音順)を羽野晶紀、「シンデレラ」よりシンデレラ役をミュージカル初挑戦となる古川琴音、継母を毬谷友子、義理の姉に湖月わたる、朝海ひかる、王子役を廣瀬友祐、執事役を花王おさむ、「ジャックと豆の木」よりジャック役を福士誠治、母親役をあめくみちこ、「塔の上のラプンツェル」よりラプンツェル役を鈴木玲奈、王子役を渡辺大輔。そして、ナレーター・謎の男を福井貴一、パン屋の夫を渡辺大知、その妻をミュージカル初出演となる瀧内公美、魔女役を宝塚歌劇団退団後初ミュージカルとなる望海風斗、更に巨人の声を麻実れいが演じる。

この度公開されたビジュアルでは、作品のテーマとなる森を背景に、それぞれの物語の枠組みを額縁で表現。そして、物語を支配する魔女に見下ろされるように、登場人物たちが佇んでいる。

2022年1月11日(火)から31日(月)まで東京・日生劇場、2022年2月6日(日)から13日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。

2021年11月7日(日)よりチケットの一般販売が開始となる。