本作は、特撮番組の脚本執筆やUMA（未確認生物）研究家としても活躍している中沢健の作家デビュー作で、大槻ケンヂ、切通理作、枡野浩一など多くのサブカル関係者ほか、児童文化作家の那須正幹や直木賞重受賞作家の朱川湊人からも絶賛され、2016年にはテレビドラマ化。さらに、2025年8月から小学館のオリジナルコミックアプリ「マンガワン」でもこやま仁によるコミカライズの連載がスタートした異色の恋愛小説『初恋芸人』が映画化される。
本作が映画初主演となる原は、「主演ではあるんですけど、良い意味で気負いせず、やることをやるだけという精神で臨んだので、誰よりもこの作品と、佐藤賢治と向き合って、それが結果として作品を引っ張ることに繋がると信じているので、その姿勢で臨みました。真ん中を張る覚悟みたいなものはまた一つ成長できたかなと思います」と謙虚な姿勢を見せる。
司会からの「スクリーンの中に原さんがいない。佐藤賢治しかいない」という言葉に「最高の褒め言葉でした！」と嬉しそう。沢口からも「すごく真摯に向き合っていらっしゃる方で、芸人さんへのリスペクトが素晴らしいと感じていました」と現場での様子が語られると、「今日は良い酒が飲めそうです！」と笑顔を見せた。原と同じ会社に所属する、大先輩の佐藤からも「撮影当時、普段の原くんの感じを全て隠して、最後まで貫き通して演じていて、本当に難しい役だと思うんですけど、この役を全うしたな、すごいなと思いました」と称賛が送られた。
1番間近で原のことを見ていた監督からは「撮影に入る前から色々話させてもらって、自主練みたいなのをやっているのも見たりして、本当に役に真摯に取り組んでいるなと」と、現場での姿を語り、「佐藤賢治というのが、原さんと全く真逆の役で。原さんは初めて会った時からキラキラしていますもんね。その時はすごいムキムキだなと思って、佐藤賢治じゃない、ってなったんですけど、役に合わせて役作りをして挑んでくれた原さんに本当に支えられました」と語られる。
「彼女の笑顔が僕をヒーローにしてくれた」というキャッチコピーがついている本作にちなみ、自身にとってのヒーローを聞かれると「最近よく思うんですけど、本当に支えてくださっているファンの方で」と答え、「去年まで舞台を中心にやっていたので、劇場の空間でお会いできるファンの方々を目の前にすることはありましたけど、この間、アリーナツアーをやって、そこで今まで見たことのない数の自分たちのファンが目の前にいた時に、これだけたくさんの人に支えられているんだと」と、大勢のファンを目の前にした際の心境を話し、「元気を与えているようで与えられているとよくアイドルの方はおっしゃいますけど、それが本当に身に染みて感じた瞬間で、助けられているなって思いはありました」と、ファンの存在の大きさを実感していた。
