
GA文庫大賞を受賞した話題のライトノベル「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」を実写ドラマ化。楽しむことを諦めてきた男子大学生が、強く生きる目の見えない女性に目に見えない恋をする切ない純愛ラブストーリーとなっている。
目が見えないけれど、明るく前向きな女性・冬月小春を演じる永瀬は、オファーを受けて原作を読んだ感想を「普段は自分が演じる役だと思って仕事モードになっちゃうので、後から感動がついてくるような感覚なんですけど、この原作を読んだ時は気づいたらボロボロ泣いていて。話が進むごとにそれぞれの関係性が深まっていくのが見どころです。小春の明るさ、健気さ、色々持ち合わせた女の子を私が演じるなんてできるのかなって不安があったのも正直な気持ちで、ただ、現場に入ってから不安が吹き飛んだというか、一気に良い作品にするぞという気持ちで、今日まで来ることができたので、本当に素敵な作品に出会えたなっていう喜びが1番です」と語る。「私はまず役を演じるにあたって、盲学校で勉強させていただいて、そこで出会った先生方が温かく、ずっと笑顔を向けて教えてくださっていたのが印象的で。小春と関わる皆もそうやって彼女の魅力を知って仲良くしているんだろうなというのが、役を作っていく上で明確になって、そこで出会った先生たちが私の中ですごく刺激にもなりました。小春は笑顔で明るく1日1日を大切に生きていて、目が見えない分、他の感覚が鋭くて繊細な子なので、そこをすごく大切に演じていました」と、盲目指導の経験が役にも活かされていると話した。

そんな小春の授業のサポートをすることになる、他人と深く関わろうとしない大学生・空野かけるを演じる藤原は「僕も初めて読んだ時に、飛行機に乗っていたんですけど、嗚咽しながら泣いちゃって、隣の友だちも引いちゃってて。その涙は冷たい涙というより温かい涙が流れる作品だなと思って、このドラマを見てくれる皆さんもそんな感情になってくれたら嬉しいです」と、原作を読んで感極まった様子。「僕は人と関わることにトラウマを持っている青年が徐々に惹かれていきながら心を開いていくストーリーなんですけど、冬月の存在がすごく大きいので、その気持ちをずっと抱きしめながら生きた撮影期間だったので、寝る時に考えちゃったりとかしました。今、何しているのかな?ちゃんと寝れてるかな?みたいな」と、役にリンクした心境で過ごすこともあったようだった。

かけるのルームメイト・鳴海潮を演じる曽野は「めちゃくちゃ嬉しくて、まず原作を読んでみたいと思って、近くの行きつけのカフェに行って読んでたら、ボロボロ涙出てきて。誤魔化せないぐらいで、コーヒーを飲んで外に出たんですけど、こんな感動して泣ける作品を演じさせていただけるのかと。鳴海のキャラも良いんですよ!すごい友だち思いで。そんなかっこいい鳴海を演じさせていただくのが嬉しくて、よし、頑張ろう!という気持ちになりました」と、気合が入ったそう。「鳴海くんは1番誰よりも友だち思いで、関西弁で僕にぴったりな男の子なんですけど、演じてみて日常生活がちょっと変わりました。周りの人のことをすごい見えるようになって、それこそメンバーとかが困っていたりしたら、ティッシュ欲しいなってしていたら渡してあげたり、大変そうだったら手伝おうか?って一言声をかけれるようになったり。本当に鳴海をできて良かったなって日々思っています。だから今、人生史上1番優しいです!皆のこと助けたい!悩みある人!助けます!周りを幸せにしたい気持ちでいっぱいです!」と笑顔を見せた。

鳴海と友人である早瀬優子役の河村は「この作品を読んだ時に、登場人物一人一人が気持ちを隠しながら戦っている姿が今を生きる皆さんもどこか共感できるところがあるんじゃないかなと読み終えました。そんな素敵な作品の一員になれると知って、すごく嬉しかったです」とコメント。「優子は本当に優しさと強さがあって、憧れながら演じさせていただきました。優子はこれから大きなたくさんの葛藤がある中で生きていくんですけど、でも、そこから逃げずに、その中で前を向こうとする力があって、かっこいい役だなと思います」と、役の印象を語った。

イベントでは「2025年に人知れず恋をしたMyニュース」をフリップで発表する場面もあった。
















