
先日、本作の主人公である美大生・上原早苗役・南沙良をはじめ、豪華キャストの発表とともにSNSでは早くも大きな話題を呼んだ本作。監督・ゆりやんレトリィバァの4冠達成が話題になりながらもなかなか本編の様子が明らかになっていなかった本作。本予告では、これまで謎のベールに包まれていた本編の内容が明らかになった。“好きな人が、別の人を好きだった——。”多くの人が胸のどこかに抱えている淡い恋の痛みから始まり、恋愛映画史上“最狂”の復讐劇へと急転直下し物語の行末がどんどん加速していく。“愛”と“狂気”が渦を巻きながら雪崩れ込んでくる、圧倒的インパクトの映像が連続し、二転三転とジャンルもホラーから恋愛からヒトコワまでどんどん変化していく。穏やかな微笑みから一転、「私の方が可愛いやんか!」と嫉妬で悶える南沙良。「スキなのは、私だけのはずだけど!」と迫力満点の表情を見せる寺本唯役・髙石あかりの姿など、思わず共感ししちゃう(かもしれない)、そんな印象深いセリフを発する場面の連続。また、アオイヤマダ、田中麗奈が見せる狂気の表情とは対照的に、前田旺志郎、鈴木福、九条ジョーら男性陣が恐怖に凍りつく姿も印象的だ。謎の霊媒師・斎藤工の存在も強烈なインパクトを残している。そして、物語をさらに狂わせ、恐怖を決定的に深めていく“謎の存在”──≪禍禍女≫。“スキになられたら、オワリ。”≪禍禍女≫とは、いったい何者なのか──。
さらに、合わせて解禁されたのは、無数のハートのシルエットと、鮮やかなターコイズグリーンの目玉に熱い濃厚なキスをする女性が掛け合わされたなんとも衝撃的な本ポスタービジュアル。気を抜けば吸い込まれそうな漆黒の瞳に、乱れた長い髪の毛、そして真っ赤なマニキュアと唇。果たして、この女性が“禍禍女”なのか……。そして、口に入れられたこの目玉が意味するものとは一体……。
そしてこの度、第36回シンガポール国際映画祭(11月27日〜12月7日※現地時間)のアジア長編映画コンペティションに選出され、現地で行われる公式上映に
監督:ゆりやんレトリィバァと主演:南沙良が参加することが決定した。
本映画祭は、1987年から始まった歴史ある、シンガポール最大かつ最古の映画祭。これまで日本作品の受賞歴としては2017年に役所広司がアジア映画への貢献を認められた人物に贈られる「シネマ・レジェンド賞」を受賞したことも話題となった。本作がノミネートされているアジア長編映画コンペティション部門では、2006年に、『やわらかい生活』(廣木隆一監督)、2001年に『ユリイカ』(青山真治監督)が、最優秀アジア長編映画賞を受賞している。さらに主演の南沙良も主演女優賞にノミネートされている。ゆりやん監督と南は、12月6日(土)、7日(日)の公式上映の後に行われるQ&Aに登壇予定、また、映画祭最終日の7日(日)夜に授賞式が行われる。




