スピッツ「楓」を原案にした忘れられないラブストーリーが誕生。事故で双子の弟を失った涼(福士蒼汰)は、弟の恋人・亜子(福原遥)に弟と間違えられたまま恋人として過ごす。しかし亜子もまた<秘密>を抱えていた…。真実を言えないまま惹かれあってしまう2人の運命が交差するとき、驚き涙するこの冬一番の感動作。

映画公開までいよいよ10日と迫る中、本作でW主演を務めた福士蒼汰、福原遥、メガホンをとった行定勲監督に加え、劇中歌「楓」を歌うアーティスト・十明を迎えた公開直前イベントを開催。この日は十明による“「楓」生歌唱付き特別試写会”と聞かされて集まったファンの前に主演の2人がサプライズで登場した。
MCの呼びこみで登場すると思いがけないサプライズにファンから黄色い歓声が沸き起こる。本作での上映後舞台挨拶が初めてという福士は「ドキドキするんですよね、見られたあと本人登場みたいな(笑)役柄として見られてたわけじゃないですか、でも今は福士蒼汰で来ちゃってるから壊さないかなとか色々考えますけど、でも皆さんの落ち着いたような表情を見ていると『楓』見てくださって心があったかくなったのかななんて思いながら今見てます」と観客の顔を見渡してにっこり、同じく福原も「皆さんのお顔を見てしまいます」と微笑みながら「どう受け取ってくださったのかなって、この作品それぞれいろんな受け取り方できる作品だと思うので少しでも皆さんに寄り添えてる作品になってたらいいなと思ってます」と作品に込めた想いを明かした。

その後十明による劇中歌「楓」の生歌唱をファンと一緒に客席で堪能したふたりは「すご~い…」「めっちゃ感動しました」と十明の透き通る歌声に感無量。続けて福士は「針に糸を通すような隙間で歌ってらっしゃるんですけど、その中にすごい芯のような温度を感じてこの近さで聞くとよりいっそう心にくるものがあるといいますか、素晴らしかったです」と大絶賛。福原は「余韻が…思い出して泣けてくる、すごい素敵です。優しい、あったかい」と涙を拭って感謝を話し一足早いクリスマスプレゼントにふたりは大喜びだった。