映画公開までいよいよ10日と迫る中、本作でW主演を務めた福士蒼汰、福原遥、メガホンをとった行定勲監督に加え、劇中歌「楓」を歌うアーティスト・十明を迎えた公開直前イベントを開催。この日は十明による“「楓」生歌唱付き特別試写会”と聞かされて集まったファンの前に主演の2人がサプライズで登場した。

この日のイベントでは本作で色々な恋人同士のシチュエーションが描かれていることにちなみ、恋人同士の間で1番大切にしたいことを3択から選ぶ場面があった。
『A:2人で自分の好きなことを熱く語り合える』『B:一緒に朝ごはんを食べる毎日の時間を大事にする』『C:不安な時は何も聞かずにそっと抱きしめてくれる』という選択肢の中でBを選んだ福原は「私はご飯を囲む時間が1番大事だと思ってる」と真剣な表情で話し、「家族もそうなんですけど一緒にご飯を食べる時間すごく大事にしていて、何気ないたわいもない話をしてきたり、今日何があったかって報告だったり、今日何するとかそういう話を毎日できているのがほんとに幸せ」としみじみ。Aを選択した福士は「朝ごはん食べるとかは日常的な幸せ、僕が答えたのは1個点の幸せ、感じてる幸せの種類が多分違うんだろうなと思った、どっちもいいよね」とお互いの意見を尊重し合う良いチームワークをみせた。

さらにクリスマスまで残り僅かということで、キャスト陣が“理想のクリスマス”についてトークを展開した。
福原は「私は食べることが好きなのでクリスマスマーケットとかいいですよね。パイシチューみたいなのとかあったかいご飯をクリスマスマーケットで思う存分食べたいですね」と満面の笑みで話し、「イルミネーションを見ながら食も楽しむってのが楽しそう」と願望を明かした。
一方の福士は「2人仕事してるカップル同士」という妄想のシチュエーションを披露。「待ち合わせに男性が遅れちゃう。そこで走るシーンがあります。走ってイルミネーションの前で待ち合わせして、それで女性も『は~っ』やりながら白い息で待ってる。男性が走ってきて白い息で『待った?』って言って『大丈夫だよ』って手繋いでレストラン行く」と興奮気味に語るとそれをニヤニヤしながら見ていた福原は「楽しそうだね(笑)」とあたたかな目で福士を見守っていた。

スピッツ「楓」を原案にした忘れられないラブストーリーが誕生。事故で双子の弟を失った涼(福士蒼汰)は、弟の恋人・亜子(福原遥)に弟と間違えられたまま恋人として過ごす。しかし亜子もまた<秘密>を抱えていた…。真実を言えないまま惹かれあってしまう2人の運命が交差するとき、驚き涙するこの冬一番の感動作。