
日本の映画界で輝く女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」を受賞した北川は「デビューして22年になるんですけれども、主演で賞をいただくのが初めてでほんとにほんとに嬉しいです。トロフィーの重みをずっしりと感じてます」とトロフィーを手に取ってにっこり、「このような賞をもたらせてくださった内田監督と内田組の皆さんに改めて心より感謝申し上げます」と感謝を伝えた。

映画『ナイトフラワー』はオファー時から覚悟をもって挑んだ作品と話し「これまでやってきた経験とか自分の自信をもって持っていた能力は全部無視して、魂でこの作品に全身全霊でぶち当たっていきたいという気持ちでやったんですけれども、出来上がった映画を見て私の思いがスクリーンに少しでも残って皆さんに伝わったのかなって思うと頑張ってよかったなと思います」としみじみ、また今年はドラマなどで母親役を務めることも多かった北川は「若い頃は完全無欠みたいな役が多かったのですが、色々幅広い役に挑戦したいとずっともがいておりまして、子供を授かってからいろんな母親役をいただけるようになって今年は連続ドラマでは子供を失うような母親をやったり、いま朝ドラでも苦労する母親やってますけれども、こういう役を演じながら成長することで人間としても母としても役者としても成長してる段階なのかなってそんな実感はあります」と今年を振り返った。
そして来年はどんな年にしたいか聞かれた北川は「すごいヘビーな作品と役がずっと続いていてそろそろ幸せな役とかやりたいなってちょっと実は思っていて」と会場の笑いを誘いつつ「キラキラするイメージを変えたいとかずっと思ってたんですけど、やっぱり時々キラキラしたいなとかも思いますし、幸せな役とか楽しい役とかそういうものに挑戦したいなとも思いますし、そのためにも健康維持しながら家庭に軸足を置きながら充実した生活を送れたらいいかなと思っております」と抱負を語っていた。

その年に公開された映画の中からファッション・メディア「ELLE(エル)」が選ぶベスいおト作品を決定する本アワード、11回目の開催となる本年は東京・有楽町にある「ヒューリックホール東京」にて開催された。
【『ELLE CINEMA AWARDS 2025』各部門受賞者】
エル ベストアクトレス賞:北川景子
エル メン賞:吉沢亮
エル・ガール ライジングスター賞:木戸大聖・出口夏希
エル ベストディレクター賞:塚原あゆ子
話題賞:『国宝』







