新世代をけん引する映画人に贈られる「エル・ガール ライジングスター賞」を受賞した木戸は「俳優を続けてお芝居で賞をいただいたのが今回が初めて」と感激した様子で「私事ですが今日誕生日でして本当に最高のスタートをこの賞できることができたなと思っております」とトロフィーを見つめながら笑顔をみせる。映画『ゆきてかへらぬ』はどんな作品になった問われると「実在した方を演じきるってものは初めてだったんですが、広瀬さん、そして岡田さんにぶつかっていく勢いで芝居をやったのすごく覚えてます」と回顧。「こういった賞をいただけたのはその2人をはじめとするキャストの方々と監督をはじめとするスタッフの方々のおかげなので皆さんで獲った賞でもあるなって感じております」と受賞の喜びを語った。

今年も残すところあとわずか、2025年を「お芝居をずっとやった1年だったなってのはあっていろんな作品に出会いましたしあっという間に1年の過ぎ去り芝居でたくさん悩んだ1年」と振り返った木戸。来年をどんな年にしたいか聞かれると「挑戦し続けて追求してったお芝居っていうのは僕自身大変なところもあるんですけどすごく楽しくて2026年もまだまだ自分がやったことない役と出会い、作品と出会って、いろんな挑戦、そして苦悩しながら芝居でぶつかっていきたい」と意気込んだ。

また本日12月10日が29歳の誕生日ということで、バースデーソングと共にケーキが登場するサプライズ演出も行われた。思わぬサプライズに木戸は「最初に登壇した時に自分で言ったことがすごく今恥ずかしい」と受賞時のコメントに赤面しつつ「まだまだ未熟ではあるのでもっともっとお芝居を磨いて頑張っていきたいなと思います」と改めて29歳の抱負を語っていた。

その年に公開された映画の中からファッション・メディア「ELLE(エル)」が選ぶベスト作品を決定する本アワード、11回目の開催となる本年は東京・有楽町にある「ヒューリックホール東京」にて開催された。

【『ELLE CINEMA AWARDS 2025』各部門受賞者】
エル ベストアクトレス賞:北川景子
エル メン賞:吉沢亮
エル・ガール ライジングスター賞:木戸大聖・出口夏希
エル ベストディレクター賞:塚原あゆ子
話題賞:『国宝』