1962年に発表され、翌年には第14回読売文学賞を受賞。20以上の言語に翻訳され、世界中で読み継がれる不朽の名作『砂の女』が、現代の舞台表現で再構築される。
果てしない砂丘に囲まれた部落、深い穴の底に閉ざされた家。そこに迷い込んだ男と、砂を掻き続ける女。逃げ場のない世界で交錯する孤独と欲望、そして人間の本質。原作が描く濃密な世界観を、山西竜矢の脚本・演出、主演・森田剛のもと、舞台ならではの質感で紡ぎ出す。

そして本日、本作キービジュアルと公演詳細が解禁となった。
深いワインレッドのベルベットに包まれた姿が、閉ざされた世界で生まれる緊張と濃密な空気を象徴するキービジュアル。その重なりが生む陰影と深紅の艶めきが、観る者を舞台の深淵へと引き込む。

さらに、本作の舞台化にあたり、脚本・演出を務める山西竜矢と主演・森田剛によるスペシャル対談コンテンツの公開も決定。創作の裏側や、舞台化に込めた想いやエピソードなど、ここでしか聞けない貴重なトークをお届けする。対談の様子は1月中旬より公式サイトにて公開予定。

公演は2026年3月19日より東京、仙台、青森、大阪の4都市で上演。原作ファンはもちろん、舞台ファンの皆さまも必見の本公演に、ぜひご期待ください。