©「終のひと」製作委員会

このたび主演・柿澤勇人が演じる余命半年の破天荒な葬儀屋・嗣江と、嗣江の在り方に心を動かされ弟子入りした西山潤演じる梵の師弟関係を表すような構図もさることながら、菊の花で飾られた棺の中でたばこを片手にほほ笑む嗣江が目を引くキービジュアルが完成。
インパクトある姿の嗣江だが、その目は優しさも感じられる。さまざまな死と向き合ってきた嗣江を象徴するような表情だ。そんな嗣江の傍らには、凛々しい表情の梵が構えている。葬儀屋という仕事に対して誠心誠意向き合っていく覚悟と決意を感じるような眼差しが心に響く。
また、従来の葬儀では黒と白の縦縞模様の鯨幕が張られるが、本ビジュアルの背景にはボルドーカラーの幕が飾られ、風変わりな依頼にも向き合っていく本作を象徴するようなデザインに仕上がった。
デザインを担当したTBSテレビデザインセンターの佐藤風太と寺島花奈は、「菊の花で飾られた棺でくつろぐ嗣江の姿を中心に据えることで、生と死が地続きにある葬儀屋の世界と、嗣江と梵の師弟関係を一目でわかるようなビジュアルを目指しました。余裕のある嗣江の表情と、梵の力強い表情とのコントラスト、そしてビジュアル全体に散りばめられている、棺・菊・赤い幕といった死を想起させるモチーフに注目して欲しいです」と語っている。

©「終のひと」製作委員会

さらにキービジュアルの解禁に合わせて、嗣江と梵の葬儀屋バディの新ビジュアルも公開。エピソードを重ねるごとに、より深い絆でつながっていくふたり。「葬儀」を軸に遺族や故人の心に寄り添い、葛藤しながらも成長していく梵と、そんな梵を育てながら自らの死とも向き合っていく嗣江。それぞれのキャラクターを感じさせるビジュアルとなっている。