本作のテーマは「光と影」。神谷の纏う色気や内に秘める想いなど目には見えないものを写し出す。都内と神谷の故郷・沖縄で行った撮影は、まさにミラクルの連続で、自然の雨や、沖縄ロケ中に急遽撮影できたたった5分の打ち上げ花火、恩師との再会など神谷のあたたかな人柄も感じられる、「今」を飾らずにありのままに詰め込んだ❝問題作❞が完成した。

初の写真集を30歳の節目に発売できたいまの気持ちを聞かれた神谷は「仕事面でも私生活の面でももう1度改めて30歳に突入するってところでまだまだ未熟だなと思うところもたくさんある。その反面自分の生きた証を残したいなと思ってそのタイミングでこのお話をいただいたのでこの年にできてよかったなと素直に思いました」と喜びを語る。
またタイトルの『光と影』について「光があるところには影が絶対あるので、僕はいち人間としてすごくさらけ出したかったし提示をしたかった」と語り、「中には闇の中にずっといる方もいらっしゃって、僕らのパフォーマンスを見て僕たちの人間性を見てまた頑張ろうって思ったよってたくさん声をいただいてて、そういう方に向けての応援って意味での『光と影』もあって、この写真集の中に1行1行ポエムも書かせていただいたんですけど芯の部分でのメッセージも込めたいなと思いまして『光と影』というテーマにさせていただきました」とタイトルに込めた想いを明かした。

本作のロケ地として故郷・沖縄を選んだ理由を聞かれた神谷は「沖縄から東京に出てきたのが18歳で12年ぐらい。東京って欲望が渦を巻いてる街だと思ってる」と東京のイメージを明かして笑わせつつ「東京は顔とか『クッ!』ってなるんですけど、それが唯一解放されるのが沖縄かなと思ってる。沖縄に行ったら自分でもこんな笑顔できるんだぐらいの笑顔にもなりますし、顔の筋肉が緩むというかそういった面でも『光と影』がまさしく東京と沖縄かなとか自分でも思ってたりしてその点で沖縄を選ばせていただきました」と説明した。
そんな東京では神谷からの提案で『雨が降ってる歌舞伎町の道路』で撮影したという。ファンから“帝王”と呼ばれている神谷は「ファンの求めているものを僕は作りたかったので、夜といえばもう歌舞伎町のしかも雨の中で寝そべりたいなと思った」と撮影した意図を明かしつつも、写真集の締め切りまで雨が降らなかったそうで「フェスのライブ直前で今日もしかしたらあるかもって言われて急遽撮った写真なんですよ。めちゃめちゃ思い出にありますね」と振り返った。

こだわりが詰まった初の写真集でのお気に入りカットには初日に撮影したという水滴が飛ぶ瞬間を抑えた1枚を選んだは神谷は「結構自分でも奇跡の1枚だと思って、これ1番現場が湧いた写真」と興奮気味に披露する。「これすごいんですよ!水の角度から場所から僕のかっこいいお顔まですごくよく映ってるのでこれめっちゃ現場湧いたんすよね。これでチームの絆が深まったまであります。なので、これ僕のお気に入りの1枚で絶対載せてください」と記者たちに呼びかけていた。