大人気シリーズ「緊急取調室」が12年の時を経てついに完結へ。長きに渡り多くのファンに愛されてきた「キントリ」が、劇場版で遂にフィナーレを迎える。

イベントでは「キントリ」お馴染みのメンバーである天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世に加え、劇場版で内閣総理大臣を演じた石丸幹二、総理を襲う謎の暴漢を演じた佐々木蔵之介、本作でメガホンを取った常廣丈太監督も登場。一度公開延期となってからの再撮影、そして連続ドラマファイナルシーズンを終え、遂に公開初日を迎える本作。
いよいよ公開初日を迎え、天海は「皆さんどうでしたか?この2年」と周りを見渡しながら「『本当に頼む、公開してくれ』と昨日はワクワクとドキドキで寝られなかったんですけれども、今日という日を無事に迎えられて、そしてこんなにたくさんのお客様に来ていただいて、心から感謝しています」と笑顔。

一度公開延期になっていた経験から、大倉は「鈴木さんから『交通違反でもまた公開できなくなるぞって、脅されてました。本当に慎重に生きていました」と日々の生活から気をつけていたそうで、塚地も「定食屋でもできるだけご飯をこぼすところを見られたらダメだと思ってました」と細心の注意を払っていたことを明かした。
でんでんは「まだハラハラドキドキしていて。今日のようにたくさんのお客様が来月、再来月まで見に来ていただけると嬉しいので、皆さん、あと5回は見てください」と呼びかける。
常廣監督は「ここに立てているのがすごく嬉しいです」と話し、「本当はなかったわけですから、1シーズンできて嬉しかったですし、そこから映画に繋げられたのも、お客様が待ってくださった体と、本当に感謝しています」と改めて感謝を述べた。

12年間管理官役としてまとめてきた、と紹介された田中は「何もまとめてないです。まとめられていたのは天海さんで、僕たちは泳がせてもらって好き勝手演技させていただいたという感じで」と謙遜し、「12年間一緒だったので、めちゃくちゃ仲良いんです。年齢、性別の垣根もなく本当に仲良しで、宝物のような12年間を送らせていただきました。本当に感謝しかありません」と語った。

劇場版で参加となった石丸は「カメラが回っていない、前室での会話が楽しいんです。必ずお菓子が並んでいて、お菓子品評会みたいなことがあって」と、撮影現場での裏側を明かしながら「このメンバーは若い人があまりいないじゃないですか。会話もほのぼのしているんです。そこから一歩中に入るとすごく緊迫したシーンになるんで、そのギャップでちょっと熱が出ました」と笑いを誘う。「すごいところに来ちゃったなと思って頑張りました」とコメント。
内閣総理大臣を狙う襲撃する謎の男・森下を演じた佐々木は「取調室は全然緊張してなかったですけどね」と語り、「『広いでしょ〜』ってルームツアーみたいで。出る時にはちっちゃなドアから出ることを教えてもらったり」と和やかな雰囲気で撮影が行われていたそうだった。

舞台挨拶では、ドラマおなじみの「うえーい」の円陣も披露された。