©講談社 撮影/北岡稔章

12月7日(日)に日本武道館で開催された『AKB48 20th Year Live Tour 2025 in 日本武道館~あの頃、青春でした。これから、青春です~』の最終公演にOGとして出演したことが大きく話題となった前田敦子。。また、本日放送の「第67回輝く!日本レコード大賞」で、「Oh my pumpkin!」と「恋するフォーチュンクッキー」を披露することもファンを驚かせた。

そんな前田が「これが最後」と語る『前田敦子写真集 Beste』。タイトルの由来は、ロケ地となったオーストリア・ウィーンの公用語のドイツ語であり、意味は英語のベスト(=最高の)。「過去の写真集を上回ろう」と企画がスタートし、結果として「自分史上最高の仕上がりになった」ことから、『Beste』(ベステ)に決定した。
今回新たに先行カットを解禁。この日は、ウィーン中心部とは趣の異なる自然豊かなエリアで、のびのびと撮影。コテージのバルコニーから広がる森を眺め、好きな人にだけ見せる表情を切り取った一枚となる。

これまで何度も写真集のオファーがあったが、見送り続けてきたという前田。なぜ14年ぶりのこのタイミングだったのかについて、「お話をいただいたのは2024年の冬頃でした。正直30代半ばという年齢なので、私の写真集の需要はどこにあるんだろうと懐疑的でした。20代の頃は身体のコンディションもいいので、極端な話『明日から撮影です』と言われても、何も考えずに撮影できた気がします。でも、30代は違う。身体の面で相当な努力が必要で、その時間を確保できるのか、自分が納得いくまでコンディションを整えられるかわからなかったので、『はい、やります』とは即答できませんでした」と明かす。
けれども最後には出版を決めた理由について、「ここ数年、役者としてアウトプットが続きすぎていて、インプットの時間が欲しいタイミングでした。だから写真集のための身体作りの時間をインプットの時間にして、徹底的に自分に向き合おうと思っていたところ、ちょうど役者の仕事の間が空いたので、『ここしかない』と思い、写真集を出そうと決心しました。あとは2025年がちょうど芸能活動20周年のタイミングだったことも大きな理由の一つです。このタイミングを逃したら、もう出さないだろうなと思いました」と話す。

「これが最後」と明かす理由について、前田は「この写真集の撮影のために半年以上かけて身体づくりに取り組んできました。『もう一回やって』と言われてももう無理ってくらいやれることは全部やったから、これが最後です(笑)。結婚式でウェディグドレスを着る花嫁のような気持ちで頑張りました」とコメント。

前回の写真集から14年。2025年に芸能活動20周年を迎えた前田が、大人の女性としての魅力を余すことなく表現。体づくりや日々の美容ルーティンにも徹底して向き合った本作では、ストイックに自らを追い込んで仕上げた、完璧なボディラインを披露した。

そして、本作のテーマは“大人の恋”。「こんな恋がしてみたい」と思えるような、心を寄せる相手と2人きりで過ごす親密で繊細な世界観を目指した。「クリエイティブチームの皆さんと、“一つの芸術作品を作り上げる”という思いで臨みました」と自身が語るように、コンセプト、衣装、ヘアメイクの細部に至るまで、クリエイターたちと幾度もディスカッションを重ね、1カットずつ丁寧に撮影。まさに表現者としての前田が、大人の恋の物語を体現した一冊となる。
また、テーマに合わせた衣装にもこだわり、女性にとって参考になるスタイリングや、挑戦してみたくなるランジェリーを多数着用している。「最後の写真集として、後悔なく出し切りたい」という言葉通り、切なく色香漂う表情と過去の写真集を上回る大胆な露出への挑戦も見どころとなっている。

さらに、刊行を記念したお渡し会も開催決定。東京は2月28日(土)、大阪は3月1日(日)に開催予定。会場、チケット販売の詳細など、イベントに関する情報は公式Xにて順次お知らせとなる。
前田敦子写真集『Beste』公式X:@atsuko_book