
SUPER EIGHTのメンバーとして、あるいは俳優として、エンターテインメント界の第一線を走り続ける大倉忠義の初となる著書『アイドル経営者』。昭和、平成、令和と時代が移り変わる中で、世の価値観や常識もまた大きく変化をしている。コンプライアンスや権利意識などが圧倒的に重視されるいまの社会で、真のエンタテインメントはどうやって作られるのか?そして次世代のプレイヤーはどうやったら育つのか。大倉が新たに立ち上げた「後進育成」のための会社でのトップとして己に課している「45のルール」をまとめた一冊となっている。
発売を記念して開催された記者会見に登壇した大倉は、自身初となる著書の発売について「小さい頃から父親の本棚の中には色んな本が並んでいて、分からないなりに読んでいた記憶があります。まさか、自分がこういう形でそういった本を、本屋さんに並べていただくみたいなことがあるんだというのを、実際に友だちから写真を送られてきたのを見て、嬉しい気持ちでいっぱいです」と率直な感想を語る。タレントとしての活動の傍ら、後輩のプロデュース業も行う中で、「一番は人間関係、年代が違う人たちとのコミュニケーションが自分の中で課題でもあり、発見も色々あることを話した時に、これは同世代の違う業種の方やお仕事をされている方に響くんじゃないかと言っていただいて、それが形になりました」と出版への経緯を明かす。
「お話をいただいたのが(去年の)春先ぐらいで、年末までずっと直したり色々していたので、結構大変なんだなと思いました」と苦労も語りながら、実際に本を書いてみて、「自分の言葉で表現させてもらった感じがしたので、世間一般のビジネス書とは違うブログのような、20年近く自分のブログは別でやらせていただいているので、そこと似たような空気感になると良いなと。なので、長いブログを書き終わったって感じがします」と振り返る。

アイドルでもあり、経営者でもある大倉が、それぞれの立場で大切にしていることを聞かれると「どっちも一緒なんですけど」と前置きし「タレントで活動しているだけでは分からなかったような、関わりがあるけど会話をすることがなかった裏方の方たちとも会話もさせていただくようになり、より謙虚でいなきゃなという気持ちになっています」と話していた。
様々な人と関わる中で、目を引かれるのは「自分の空気感を持った方」と答え、「年齢は関係なくて、小学生や中学生ともお仕事をさせていただくんですけど、彼らもその歳からその人にしかない空気感を出している人がいて。それは自分が自分を見つけるのに時間がかかったので、すごいなと」と、語る。そんな大倉に、自身の武器は?と質問があがると「今も探し続けてます。全然見つからないです」と苦笑いしていた。
本の中では“アイドルに賞味期限はない”と語られているが、原動力になっているものを聞かれると「やっぱりお客様の存在ですかね。良い時も悪い時も支えてくださっているなと」と話していた。
この本を通して伝えたいことを聞かれると「ちょうど僕が40歳で、それぐらいって後輩が出てきて、上司がいて、板挟みぐらいな世代だと思うので、アイドルでも一緒なんだ、みたいな感じで気軽に見ていただきたいなと思います」と笑顔を見せた。








