
主演は綾瀬はるかと千鳥の大悟で夫婦を演じる。綾瀬は妻で、建築家の甲本音々(こうもとおとね)。大悟は夫で、工務店の二代目社長、甲本健介(こうもとけんすけ)。そして二人の息子、甲本翔(こうもとかける)、その姿をしたヒューマノイドには桒木里夢(くわきりむ)。200名以上のオーディションから抜擢された。
今回、解禁されたポスター第1弾。森の中でそっと木に顔を寄せる少年の姿。ヒューマノイドの息子、翔のビジュアル。光射す深い森に佇む、苔を湛えた大木に目を閉じ、頬を寄せる姿は、まるでそこから何かを感じ、くみ取ろうとしているかのよう。木に添えた手はヒューマノイドのそれであり、無機質な手と、生命の象徴ともいえる緑の息吹とのコントラストが是枝監督が挑む新たなテーマの幕開けを予感させる。
同時解禁された特報映像は箱を思わせる甲本家の俯瞰ショットから始まる。そこにあどけなさの残る「ただいま」の声。発するのは、亡くした息子と同じ姿・同じ声のヒューマノイド 翔(桒木里夢)。応えるのは、‘息子‘の帰宅を待ちわびた妻 音々(綾瀬はるか)の「おかえり」。続いて、夫 健介(大悟)の少し硬い「いらっしゃい」。かつて交わしたやさしい親子のやり取りを模倣しあう家族-。各々は真剣な表情でなにかを創作している。彼らは何を創ろうとしているのかー。建築家である音々の創った家の模型の中の、仲睦まじい3人家族の像が印象深く際立つ。「箱の中の羊」という、「星の王子様」の一節から着想を得たタイトルを受けてのラストカット、前方を見上げる一家3人が見つめる先にあるものとは―。劇伴の深く優しい旋律が導く不思議な余韻が、観客の想像力を静かに掻き立てる映像となっている。




