
本作は、月刊漫画誌「Kiss」(講談社)にて連載中の磯谷友紀の同名漫画が原作。戦後間もない京都を舞台に、主人公の料理人・桑乃木いち日(くわのき・いちか/門脇麦)が経営難の実家の料亭「桑乃木」存続のため、大阪の老舗ホテル経営者の三男・山口周(やまぐち・あまね/作間龍斗)と政略結婚したことから始まるグルメラブストーリーとして2023年に放送・配信された連続ドラマの続編。
前作では、望まぬ結婚で出会った2人が、いち日の“人の心に寄り添う料理”で「桑乃木」を立て直そうとする中で次第に心を通わせ、本物の夫婦となるまでが描かれた。その直後から始まる本作は、夫婦のもとに“新たな家族”養子の道哉(みちや/眞野 陸)がやってくるほか、山口家の次男で周の兄・栄(さかえ/小林虎之介)の登場を機に、経営難から脱却し始めた「桑乃木」に再び試練が訪れる。結婚から1年、相変わらずもどかしい恋を育む2人に怒涛のように訪れる環境の変化を前に、夫婦の絆が試される。
2月20日(金)からの放送・配信開始を前に行われた完成報告会に登壇した作間は、待望の続編に「3年ぶりに山口周を演じることができて、シーズン2の制作が叶って、嬉しい気持ちです。シーズン1の時に本当に楽しくて、スタッフさんと『シーズン2できたらいいよね』みたいなことをノープランで話していたので、決まった時はすごく嬉しかったです。スタッフさんたちもほとんど変わらないと聞いて、京都の撮影所でお会いできるのは、ふるさとに帰るような感覚で、すごく楽しみでした」と喜びを語る。
改めて自信が演じる役について「年の差結婚というところで、ちょっと不器用なところもあるんですけど、頭が良くて、物事に熱心に取り組めるような素敵な少年だと思っていて。僕自身は3年経ちましたけど、同じようにできるように頑張りました」と話し、3年を経て同じ役を演じることに「感覚的に声や体格はどうしても3年経つと変わってしまう部分があったので、シーズン1から続けて見られる方がもしいらっしゃった時に、差があまりないようにしたいなと思って、シーズン1を見て復習はかなりしました」と、撮影前から準備していたそうだが、シーズン1の自身の演技に「ちょっと小っ恥ずかしかったですね。意外と映っている時間が長くて、あまり自分の作品とかを見るのが苦手で、恥ずかしくなってしまうので。これは仕事、と思いながらなるべく我慢して見るようにはしました」と恥ずかしそうにしていた。
門脇とも3年ぶりの共演となり、印象的なシーンについては「初日がキスシーンだったんですよ!」と話し出し、「普通のドラマだったら順を追って行こうみたいな気持ちがあると思うんですけど、シーズン2だし、『二人ならいけるでしょ!』みたいな感覚で、1日目にキスシーンをぶち込んできたので。そこで二人で『ここでいく!?』みたいな感じになりましたけど、二人の空気感がいつも通りではないシーンでもあったので、久しぶり感で結果オーライみたいな感じになりました。初日はさすがに緊張しました」と振り返った。
また、物語の舞台である京都で撮影されていた本作。京都でどのように過ごしていたのかを聞かれると「1、2ヶ月ぐらい滞在していたんですけど、シーズン1の時は修学旅行生のように色んな観光地に行ったりしましたが、シーズン2になると地元の家族経営のラーメン屋さんとか食堂に行くようにして、そういうところで京都にお住まいの方にお話を聞いたりできたので、より深く京都の雰囲気を感じれたんじゃないかなと思います」と、満喫できた様子で、お気に入りの場所は「鴨川の上流の方」をあげ、「京都駅付近は若者で賑わっていて、一人の男としては居づらい雰囲気が漂っているので(苦笑)。上流の方は静かなので台本を覚えたりしていました」と理由を明かす。
報告会には養子・道哉役の眞野陸も登場し、二人で撮影の思い出を語る場面も。

さらに、サプライズで松本壮史監督より作間へメッセージが。「今回はシーズン2ということで、門脇さんと作間くん、二人ともかなり頼もしく、常に作品を引っ張ってくれていました。さらに、本作ではここで決めてほしいというシーンで、お二人とも想像以上の芝居をしてくれたので、現場ではもちろん、編集室で改めて見ても感動してしまいました」と二人の演技を絶賛。
また、撮影以外のエピソードとして「撮影後にスタッフがロケハンに行く予定だった日に、『ロケハン行ってみたいです』と二人がくっついてきたことがありました。演者がロケハンに行くことなんて、まずないことです。スタッフがアングルを切ったり、打ち合わせをしたりしているのをじっと後ろから二人が見えいる絵面は、奇妙で面白かったです。多分、スタッフ皆嬉しかったし、二人のこともさらに好きになったと思います」という出来事も明かされ、さらに「作間くんとは撮影後に二人で祇園祭へ行きましたね。撮影の合間でに行きたいねと言っていましたが、『本当に行きませんか』と誘ってくれたのがとても良い思い出となりました。熱気に満ちた夜の京都を散歩したのが、良い思い出となりました」と、二人で出かけたことも明らかに。
「いちかと周が門脇さんと作間組んで本当に良かったと、何度思ったことでしょう。二人と作れたこの作品は宝物です。これからも映像の現場でご一緒できることを心待ちにしています。歳を重ねて、またお会いできるのがとても楽しみです」と、言葉が送られ、最後には「若干ネタバレですが、ラストの方に周が声を荒げ、感情を露わにするシーンがあります。周のキャラクターを考えるとかなり難しい演技のはずなんですが、作間くんが見事に表現しているので、ぜひ楽しみにしてほしいです」と、見どころも添えられたメッセージとなっていた。
監督からの手紙に「びっくりしました」と驚きを隠せない作間だが、「監督とも祇園祭に行ったり、二人でご飯を食べたりするぐらいお話させていただいて、監督も愛情を持ってやってくださっていたのがすごく伝わりました。僕のお芝居のハードルを勝手に上げちゃっているところもありましたけど、編集所でとか、裏側でそう思ってくれてたというのが聞けて、すごく自信を持ってこの作品をお届けできるなと思いました」とにっこり。
撮影の合間にロケハンについていったことについては「昼ごろで撮影が終わった日があったんです。どうせホテルに帰ってもやることないよね、と門脇さんと話していたら、ちょうど車が空いていて、ご迷惑にならなければお邪魔します、という経緯で。貴重な体験ができて嬉しかったです」と語った。







