
トロフィーを受け取った吉沢は「この度は大変歴史のある映画賞をいただきまして非常に光栄でございます。映画を愛する皆様の鋭い目線で選出されるこの賞は役者として非常に憧れがありました。今日はこのような場で奥寺さんと李監督と共に出ること非常に嬉しく思いますありがとうございます」と受賞の喜びをコメント。
これまでいろんな賞を『国宝』で受賞しているということで、この日は映画『ババンババンバンバンパイア』についてトークをすることに。

『ババンババンバンバンパイア』の撮影は『国宝』の撮影1カ月後からスタートしたという。テイストが違う作品への気持ちの切り替えについて吉沢は「だいぶ長いこと『国宝』に全てを捧げていたのでちょっとなんで受けちゃったかな~と思ったんですけど(笑)」と撮影当初の心境をぶっちゃけつつ「『国宝』で大変な思いをした分、『バババ』が自由すぎて結構楽しみながらやらしてもらいました」と振り返る。さらに『国宝』での経験は『ババンババンバンバンパイア』でも活きていたと話す吉沢は「僕は作品の出さしていただく基準としていろんなものをやりたいなってのはありますし、『国宝』も『ババンババンバンバンパイア』もどっちもやってて楽しいし自分が見てて楽しいと思える作品をやりたい。今後もそういうジャンルとかにとらわれずいろんなことに挑戦したいなと思ってます」とこれからの抱負を語った。
またそんな吉沢の想いがこもった2作品は同時期に上映されていたことにも触れ「結構いろんな人に両方見ていただいたんですけど『今年の吉沢亮は血を求めすぎ』って(笑)すごい血を求めてるなっていうの改めて思いました」と反響を明かし会場を笑わせていた。

『キネマ旬報ベスト・テン』は1919年に創刊し現在まで続いている映画雑誌『キネマ旬報』が1924年から実施している映画賞で今年度の開催で99回目を迎える。ベスト・テンという形でその年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げる。さらの「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」などその年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選出する。
【2025年 第99回キネマ旬報ベスト・テン 受賞一覧】
<作品賞>
日本映画ベスト・テン第1位「旅と日々」(監督:三宅唱/配給:ビターズ・エンド)
外国映画ベスト・テン第1位「ワン・バトル・アフター・アナザー」(監督:ポール・トーマス・アンダーソン/配給:ワーナー・ブラザース映画)
文化映画ベスト・テン第1位「よみがえる声」(監督:朴壽南 朴麻衣/配給:「よみがえる声」上映委員会)
<個人賞>
日本映画監督賞 李相日「国宝」
日本映画脚本賞 奥寺佐渡子「国宝」
外国映画監督賞 ポール・トーマス・アンダーソン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
主演女優賞 シム・ウンギョン「旅と日々」
主演男優賞 吉沢亮「国宝」ほか
助演女優賞 伊東蒼「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
助演男優賞 佐藤二朗「爆弾」ほか
新人女優賞 鈴木唯「ルノワール」
新人男優賞 黒崎煌代「見はらし世代」ほか
読者選出日本映画監督賞 李相日 「国宝」
読者選出外国映画監督賞 ポール・トーマス・アンダーソン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
読者賞 秦早穗子『シネマ・エッセイ 記憶の影から』により







